秋の金沢★トラベルガイド【9〜11月編】旅の準備はここから!

四季折々に魅力あふれる金沢。

秋の季節にあった服装や持ち物、見逃したくないイベント、今が旬の味覚など、

知っているとさらに秋の金沢を楽しめる、そんな情報をご紹介します。


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冬の金沢★トラベルガイド

気候と服装

  • 金沢城公園 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓

  • ライトアップされた兼六園・瓢池

  • 金沢の秋から冬を代表する味覚・ズワイガニ

  • 肌寒くなると恋しくなってくる・金沢おでん

  • クリスマスイルミネーションの片町きらら

9月初めは、まだ残暑が厳しい日もありますが、日陰に入ると涼しく、朝晩は肌寒く感じられるように。

秋雨シーズンでもあり、折りたたみ式の晴雨兼用傘をカバンに入れておくと便利です。

10月から11月にかけては天候が安定し、澄んだ空気が緑の多い金沢のまちをより一層美しく見せてくれます。「金沢は寒いのでは?」と心配され方もいらっしゃいますが、10月、11月の平均気温の平年値で東京と比較すると、10月、11月ともその差は1度以内とわずか。ただ、11月になると最低気温が1ケタの日がほとんどとなりますので、冬物のコートやダウンジャケットが欲しくなります。11月後半になると、雷が鳴り、アラレが降る日もあり、季節は一気に冬へと向かいます。


<服装>

9月前半:半袖シャツ、薄手の上着

9月後半〜10月前半:長袖シャツ+カーディガンなど

10月後半〜11月前半:ジャケットやセーター+コート

11月後半:冬物のコートやダウンジャケット、ブーツなど


<オススメの持ち物>

・折りたたみ傘(晴雨兼用がベター)

・温度調整用のアウターやインナー、ストール、使い捨てカイロなど

Column

傘を忘れても安心! 傘の無料貸し出しについて

「弁当忘れても傘忘れるな」とは、雨が多い金沢の天候を言い表した言葉。それでも忘れてしまった時もご心配なく。金沢市では誰でも自由に使える「置き傘プロジェクト」を実施。金沢駅観光案内所をはじめ、観光地や店舗など約20か所で、傘を無料で借りることができます。使い終わった傘はいずれかのスポットに返却すればOKです。

紅葉の見頃と主な紅葉スポット

  • 兼六園

  • アメリカ楓の並木道

  • 医王山

  • 金沢城公園

  • 西田家庭園

  • 寺島蔵人邸

  • 卯辰山・奥卯辰山健民公園

紅葉の見頃は、木の種類や場所、そして年によっても変わりますが、例年では10月中旬から11月下旬が見頃。金沢の紅葉は意外と遅く、例えば、首都圏の奥多摩や箱根よりも遅く見頃を迎えます。

毎年、真っ先に見頃を迎えて話題となるのが、金沢市役所前のアメリカ楓の並木道。

少し遅れて、金沢のまちなかのイチョウやケヤキなどは11月上旬にピークを迎えます。

兼六園は木の種類も多く、11月上旬から11月下旬頃まで、長い間紅葉が楽しめます。


◎アメリカ楓の並木道

金沢市役所前から真っ直ぐに金沢城玉泉院丸庭園へ伸びる250mの道の両側にアメリカ楓が植えられ、真っ赤なモミジのトンネルができます。10月下旬〜11月上旬が見頃。


◎医王山

富山県との県境にある山で、一帯が県立自然公園になっています。医王山ビジターセンターから大池や三蛇ヶ滝へ、ハイキングと紅葉狩りが楽しめます。10月下旬〜11月上旬が見頃。


兼六園

イロハモミジをはじめ、ニシキギ、サクラ、ドウダンツツジ、イチョウなどが色づき見事。なかでも小立野口近くの「山崎山」から眺める紅葉は圧巻です。11月上旬〜下旬が見頃。


金沢城公園

石垣を背景にサクラやモミジの紅葉が映えます。本丸園地付近は鬱蒼とした森のようにさまざまな樹木が生い茂り、平地では珍しいブナの黄葉も楽しめます。11月上旬〜中旬が見頃。


西田家庭園

兼六園の隣にあり、造園から400年という長い歴史を持つ、上下二段の池泉回遊式庭園。秋はモミジやドウダンツツジが色づき、金沢最古の茶室「灑雪亭露地(さいせつていろじ)」との対比も印象的です。11月下旬が見頃。


寺島蔵人邸

江戸時代の中級武士だった寺島蔵人の武家屋敷を公開。200本を超える木々が植えたれた池泉回遊式の庭園があり、樹齢300年以上というドウダンツツジが紅葉する様子は圧巻。例年11月中旬が見頃。


卯辰山奥卯辰山健民公園

金沢城から卯辰の方角にあるのでこのように呼ばれるようになったといわれ、隣接する奥卯辰山健民公園とあわせ、市内から気軽に行ける自然豊かな公園として人気。市街地の眺望と紅葉の両方が楽しめます。例年11月中旬〜下旬が見頃。

秋の風物詩

  • 底引き網漁でとれる甘えび

  • 金沢城・兼六園ライトアップ【秋の段】

  • 兼六園で「雪吊り作業」

  • 長町武家屋敷跡「土塀の薦がけ作業」

  • 中心街イルミネーションのひとつ「武蔵が辻の金箔ツリー」

毎年9月1日の「底引き網漁解禁」、日本酒「ひやおろし」の県内一斉発売(2023年は9月1日)と、美食のまち・金沢の秋は、食べものの話題とともに到来します。

11月1日からは兼六園で「雪吊り作業」(12月中旬まで)が始まり、12月第1週の週末には長町武家屋敷跡「土塀の薦がけ作業」も行われ、冬を迎える準備が整います。

また、「金沢城・兼六園ライトアップ【秋の段】」(2023年は9月30日、10月7日~8日、14日、21日、28日、11月3日~4日、11日、18日、23~25日)、「中心商店街イルミネーション」(11月から)も季節の話題に上がります。

かに解禁 11月6日

  • かに漁解禁直後の近江町市場

  • 加能ガニ

  • 加能ガニ

  • 香箱ガニ(調理例)

毎年11月6日は、待ちに待ったズワイガニ漁の解禁日。その翌日、7日には近江町市場を始め、市内の鮮魚店の店先に初物が並びます。石川県で水揚げされるオスのズワイガニは「加能ガニ」と名乗り、水揚港の名が記された水色のタグが付けられます。一方、メスのズワイガニは「香箱ガニ」と呼ばれ、こちらは、内子、外子と呼ぶ卵が好まれます。

ズワイガニ漁は資源保護のため、漁期が決まっていて加能ガニは11月6日〜3月20日まで。香箱ガニはさらに短く11月6日〜12月29日までと、期間限定の味覚。

かに解禁にあわせて、11月7日に「近江町市場かにまつり」も開催されます。

秋の金沢市内はイベントが目白押し

季節のよい秋は、食やアート、工芸、音楽などのイベントが毎週末開催されます。「金沢城・兼六園のライトアップ」、「サケマルシェ」、「金沢JAZZストリート」といった人気の恒例イベントが盛りだくさん。金沢にお出かけの際は要チェックです!

Column

秋の金沢で工芸三昧

10〜11月は金沢のまちなかで工芸に関するイベントが毎週開催されています。伝統に裏打ちされた古くて新しい、金沢ならではの新感覚の工芸作品を見て、作って、食べてみては?


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