おみやげ選びをもっと楽しく 金沢の和菓子特集

手みやげに。おもてなしに。旅の思い出に。

金沢の和菓子には、選ばれる理由があります。


藩政期に茶の湯が庶民にまで浸透し、菓子文化が育まれた金沢は、今も日本菓子三大処のひとつに数えられ、和菓子の 世帯当たり年間支出金額で《全国1位》を長くキープ。手みやげに、おもてなしに、お茶うけにと、金沢市民の日常にはいつも和菓子があります。和菓子びいきの市民の期待に応えるため、まちの和菓子店は技を磨き、競い合って「金沢の和菓子」のクオリティを高めています。

金沢の歴史や文化、美意識がぎゅっとつまった和菓子は、旅のおみやげの一番人気でもあります。老舗の定番からモダンでおしゃれな新作まで、金沢の和菓子を一挙にご紹介します!

ぜんぶ金沢駅で買えます! 老舗の看板商品&人気商品【その1】

  • 【金沢うら田】看板商品「加賀八幡起上もなか」:愛らしい金沢の郷土玩具の姿を模したもなか

  • 【金沢うら田】人気商品「いちぢくふくさ」:県産いちじくを黒こし餡にたっぷり使用

  • 【あめの俵屋】看板商品「じろあめ」:米と大麦だけでつくられた昔ながらのあめ

  • 【あめの俵屋】人気商品「飴んこ」:おこしあめを伝来の製法で練りあげて粒状に。ふわふわととろけるような舌ざわり

  • 【越山甘清堂】看板商品「焼まん」:飾らない風情と秘伝の酒種を受け継ぎ、長く愛されている酒饅頭

  • 【越山甘清堂】人気商品「金城巻」:柔らかくしっとりとした焼皮を、独特の三角に巻き上げて

  • 【落雁 諸江屋】看板商品「万葉の花」:万葉の歌人たちが愛した野の花の佇まいを映した生落雁。和三盆糖、寒梅粉、小豆とそれぞれの風味を生かして

  • 【落雁 諸江屋】人気商品「花うさぎ」:和紙に包まれた姿が「うさぎ」のような可愛らしい落雁。上品な甘さが口の中でほろりとろける

金沢には歴史ある和菓子店がたくさんあります。そのため、金沢といえばコレという名物がひとつだけあるわけではなく、それぞれのお店ごとに長く愛される看板商品があります。ここでは金沢駅・金沢百番街あんとで買える老舗和菓子店の「看板商品」と、うれすじの「人気商品」を一挙にご紹介。ちなみにまちなかのお店で買っても、駅で買っても、お菓子のクオリティは変わりません!


金沢うら田看板商品「加賀八幡起上もなか」 人気商品「いちぢくふくさ」


あめの俵屋看板商品「じろあめ」 人気商品「飴んこ」


越山甘清堂看板商品「焼まん」 人気商品「金城巻」


落雁 諸江屋看板商品「万葉の花」 人気商品「花うさぎ」

ぜんぶ金沢駅で買えます! 老舗の看板商品&人気商品【その2】

  • 【きんつば中田屋】看板商品「きんつば」:薄焼きの皮と一体化する餡の炊き具合、さらっとした甘さを引き立てる塩加減。シンプルながら中田屋の技のすべてを語る銘品

  • 【きんつば中田屋】人気商品「鍔もなか」:「きんつば」と同じ大粒の北海道・大納言小豆を艶やかに炊いた粒餡をたっぷりと詰めたもなか

  • 【加賀藩御用菓子司 森八】看板商品「長生殿」:日本三銘菓に数えらる落雁。三盆糖を木型で丁寧に漉すことで、上品な甘さとやわらかな口どけが生まれる

  • 【加賀藩御用菓子司 森八】人気商品「宝達」:国内産小豆のつぶあんをしっとりとしたもち皮に包み込み、金箔をあしらって

  • 【柴舟小出】看板商品「柴舟」:生姜がピリッときいた煎餅。うっすら雪をはいたような白砂糖の化粧引きも美しく

  • 【柴舟小出】人気商品「山野草」:ふんわり優しい食感、ほんのりとした甘さが上品な蒸しカステラ風和菓子(夏季は製造中止)

  • 【和菓子村上】看板商品「ふくさ餅」:もちもちとした求肥餅と自家製こし餡を、ていねいに焼き上げた焼皮で包んで

  • 【和菓子村上】 人気商品「わり氷」:淡く透きとおった色彩の繊細な干菓子。寒天の乾燥に6日間かける伝統製法で、外はカリッと中はしっとり

きんつば中田屋看板商品「きんつば」 人気商品「鍔もなか」


加賀藩御用菓子司 森八看板商品「長生殿」 人気商品「宝達」


和菓子村上看板商品「ふくさ餅」 人気商品「わり氷」


柴舟小出看板商品「しば舟」 人気商品「山野草」

Column

金沢の茶席で愛される「吉はし」の上生菓子

茶の湯がさかんな金沢では、茶席に鍛えられて菓子職人の技が磨かれました。中でもお茶をたしなむ人たちからゆるぎない評価と信頼を集めているのが、1947(昭和22)年創業の 「吉はし」の上生菓子です。基本的に店頭販売は行わず予約を受けてつくるスタイルのため、地元の人でもなかなか口にできません。観光客の方も予約すればおみやげとして持ち帰ることもできますが、市内に吉はしの和菓子を出すカフェが数軒あるので、まちあるきをかねて訪れてみてはいかがでしょうか。

見てかわいい、食べておいしい、おみやげ菓子

  • 【茶菓工房たろう】たろうのようかん:カカオチョコ、ピーナツバターなど、和洋の出会いを楽しめるようかん(賞味期限:60~90日/常温保存)

  • 【甘納豆かわむら】大納言甘納豆:甘納豆専門店の代表作。素材本来の味を尊重し、漂白剤・着色料・保存料は不使用(消費期限:未開封で約1か月/常温保存)

  • 【高木屋】紙ふうせん:ころんと丸い最中の中にきれいな色の寒天ゼリーが。菓子名にちなんで5色の折り紙がついた遊び心あふれる和菓子(賞味期限:25日/常温保存)

  • 【まめや金澤萬久】豆菓子:有機大豆や能登大納言などを用いた豆菓子を、手描きの可愛らしい豆箱に収めて(賞味期限:30日/常温保存)

おみやげ用のお菓子は、おいしさはもちろん、見た目のかわいらしさも重要です。さらに軽くてコンパクト、個包装になっていると、シェアしやすくみんなで楽しめます。

ここでは「見た目がおしゃれ」「日持ちする」「常温保存できる」「かさばらない」を兼ね備えた、あげるのももらうのも嬉しいおみやげ菓子をご紹介します。


茶菓工房たろう】たろうのようかん


甘納豆かわむら】大納言甘納豆


高木屋】紙ふうせん


まめや金澤萬久】豆箱

Column

おつかいものとして金沢市民に人気、金沢うら田「銘菓さい川」

金沢を流れる犀川の名を冠した「銘菓さい川」は、 和三盆を加えたメレンゲをオリジナルの最中種ではさみ、ふっくらとさわやかな味わいに仕上げたお菓子です。

軽さと日持ちの良さ、そして老舗の菓子ならではの安心感で、金沢市民のおつかいものに重宝されています。


ここでしか食べられない!ここで食べたい! 和菓子屋のおしゃれカフェ

  • 【菓ふぇMURAKAMI】金沢駅に隣接する「クロスゲート金沢」内にあり、待ち時間に気軽に立ち寄れます

  • 【菓ふぇMURAKAMI】看板メニューは「米粉のパンケーキ」。中でもおすすめは、甘さ控えめの能登大納言小豆と、ほのかに香る小豆生クリームを乗せた一皿。レギュラー(税抜950円)とハーフ(580円)があり、しっかり味わいたい方と、軽く食べたい方の両方のニーズに応えます

  • 【菓ふぇMURAKAMI】ショーケースに華やかに並ぶのは、老舗果物青果店「フルーツむらはた」とコラボしたパフェ。テイクアウトに便利です

  • 【和味】ひがし茶屋街の一画。もとは八百屋だった築80年以上の町屋を改装し、1Fを店舗(中田屋東山茶屋街店)、2Fをカフェに

  • 【和味】抹茶生地とカスタードの上に4種類の豆(能登大納言・とら豆・ひよこ豆・うぐいす豆)とクルミを乗せた「タルト」は、小豆を美味しく美しく炊き上げる技を極めた中田屋ならではの完成度。テイクアウトもできます

  • 【和味】ソファ席がゆったりと配置された居心地の良い店内。窓際はひがし茶屋街を見下ろす特等席

  • 【和味】1Fの店舗では、運が良ければ「きんつば能登大納言」を手焼き作業を見ることができます。艶やかな餡に薄く衣を塗り、手際よく焼き上げて

  • 【Cafe甘】一番人気は「加賀棒茶ときなこのパフェ」。提供するメニューの素材はオール自家製で地元のリピーターも多いそう。

  • 【Cafe甘】ひがし茶屋街と近江町市場のまん中に位置し観光の合間に立ち寄りやすい

金沢では老舗和菓子屋がプロデュースするカフェが増えています。それぞれが得意とする和菓子の技や素材に洋の素材やモダンなテイストを組み合わせたメニューは、懐かしさもありながら新鮮で、市民にも観光客にも人気です。金沢らしい風景を眺められるロケーションや、居心地の良いしつらいも魅力。ここでしか体験できないひとときを楽しみましょう。


越山甘清堂 本店

「越山甘清堂」のカフェは、まちなかのオアシス。和の素材を使って丁寧にこしらえたデザートや、和菓子と相性の良いコーヒーなどが楽しめます。

住所:金沢市尾張町2−11−28(かなざわ和の里1F) 

TEL076-254-1338


菓ふぇMURAKAMI クロスゲート金沢店

創業時から自家製餡にこだわる「和菓子村上」のカフェは、餡の美味しさを活かした和洋折衷のメニューが魅力です。

住所:金沢市広岡1丁目5番3号 クロスゲート金沢 1階105区画

TEL : 076-208-4443


和味 東山茶屋街店

金沢できんつばと言えば「中田屋」と親しまれる和菓子店のカフェ。「赤い宝石」と称される能登大納言小豆を使ったメニューが自慢です。

住所:金沢市東山1丁目5番9号

TEL076-254-1200

金沢の和菓子にまつわるストーリー&ヒストリー

  • ●氷室まんじゅう

  • ●金華糖

  • ●福梅

  • ●辻占

和菓子はその地域に暮らす人々の暮らしぶりや美意識を映す食文化です。金沢にもこの地ならではの和菓子があり、美しい四季とそれらを彩る行事に添えられます。それぞれのシーズンに金沢を訪れた方は、ぜひ季節限定の味をお試しください。


●氷室まんじゅう

藩政時代の金沢では、毎年61日(現在の7月1日)に、山中の氷室から氷を取り出し徳川幕府に献上する習わしがありました。江戸まで無事に氷が届くようにと供えられたのが氷室まんじゅうです。今も6月の末頃から7月の初めにかけて和菓子店の店頭に並び、無病息災を願って食されています。


●金華糖

鯛、ハマグリ、たけのこ、ナス、桃、キュウリなど1年の海山の幸を模った砂糖菓子で、桃の節句にお雛様にお供えします。飾り終えた金花糖は、料理に使ったり、小さく砕いてコーヒーに入れたりして使われます。華やかで可愛らしい姿は、見ているだけで気分が上がります。


●福梅

加賀藩前田家の家紋、梅鉢紋をかたどった「もなか」です。藩主の新春の茶会に献上されたのが最初とされ、今では金沢市民の正月菓子として欠かせないものになっています。白と薄紅の2色があり、中には水あめを練り込んだ硬めのつぶあんが入っています。


●辻占

砂糖と餅粉でつくった生地を巾着包みにしたお菓子で、福梅と同じくお正月に食されます。中には小さな紙片が入っており、含蓄のある金言、格言が書かれています。家族や友人と一緒に食べると盛り上がります。



紹介したスポットをマップで見る

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  • 石川護國神社
  • 越山甘清堂
  • 菓ふぇMURAKAMIクロスゲート店
  • 甘味処 和味 東山茶屋街店

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