夏の金沢★トラベルガイド【6〜8月編】旅の準備はここから!

旅の計画は、その土地のことを知ることから。

季節に応じた服装や持ち物、その時期にしか楽しめないイベントや体験、

みどころスポットの情報を集めて、とっておきの旅プランを練りましょう。


他の季節のトラベルガイドはこちら

春の金沢★トラベルガイド

秋の金沢★トラベルガイド

冬の金沢★トラベルガイド

夏の天気と服装

  • 「金沢城公園」の入口の一つ「石川門」

  • 金沢の気温&降水量

  • のれんや風鈴が涼しげなひがし茶屋街

  • 主計町(かずえまち)茶屋街

  • 浅野川と卯辰山

  • 西田家庭園玉泉園

  • 鞍月用水が涼しいせせらぎ通り

  • にし茶屋街

  • 夕暮れからギヤマンに灯が燈る尾山神社の神門

金沢は「弁当忘れても傘忘れるな」と言うほど雨の多い地域ですが、

5月から6月の梅雨前は、空気もさらりと爽やかで、緑豊かな街が輝いて見える季節です。5〜7月は晴れると日差しが強いので、日傘や帽子があると重宝します。梅雨が始まれば傘が必需品で、肌寒さも感じるので薄手のアウターやストールなどがあると便利です。折りたたみ傘を持ち歩いてもいいし、「金沢駅」の観光案内所では長靴や傘の貸し出しもあります。梅雨が明ければ蒸し暑い日が多いので、風通しいのよい衣服で熱中症対策を。美術館やホテルなどは冷房が効いているので、脱ぎ着できる羽織ものがあるといいかもしれません。

<服装>

5~6月:長袖シャツ、半袖シャツ、薄手のアウター

7~8月:半袖シャツ、ノースリーブ

<オススメの持ち物>・日傘、帽子、サングラスなど

・折りたたみ傘

・羽織もの(カーディガン、長袖シャツ、ストールなど)

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夏は朝の散策もオススメ!

「金沢は朝が一番好き」という人もたくさんいらっしゃいます。日中は多くの人で賑わう中心部の観光スポットも、少し早起きして出かければ、清々しい朝の空気に包まれて、ゆったりと楽しむことができます。特に夏は、まだ涼しい朝のうちにまち歩きを楽しむのがオススメ。朝しか出会えない光景、耳より情報はリンク先の特集を要チェックです!

夏の金沢グルメ

  • どじょうの蒲焼き

  • 夏の海の幸

  • 能登産の岩ガキ

  • 期間限定の氷室まんじゅう

  • 金箔ソフトクリーム

  • 加賀太きゅうりのあんかけ

  • 金時草(きんじそう)酢の物

冬のカニ・ブリなどのイメージが強い金沢ですが、夏には夏の美味しい海の幸が楽しめ、能登産の岩ガキなども人気です。また、加賀太きゅうり、加賀つるまめ、ヘタ紫なすなどの加賀野菜も旬を迎えます。金沢らしい夏のグルメとしては「どじょうの蒲焼き」も特徴的で、地元では「うなぎ」より「どじょう」を好む人も多く、金沢人のソウルフードともいえます。「どじょうの蒲焼き」はメニューとして揃える和食店や居酒屋もあり、近江町市場や浅野川周辺の専門店などでも気軽に購入できます。スイーツでは、水の美味しい金沢ならではの「かき氷」、ソフトクリームや季節の和菓子などもオススメです。7月1日に食べる風習がある期間限定の「氷室まんじゅう」も、タイミングが合えばぜひ召し上がってみてください。

Column

金沢では、夏の風物詩と言える食べ物があります。その一つが、毎年7月1日(旧暦6月1日)に食べる「氷室まんじゅう」。加賀藩では、藩政期から冬場に積もった雪を「氷室」と呼ばれる保冷庫に保存し、夏場に取り出して氷として利用しながら幕府にも献上していました。その際に、無病息災を願って食べていた麦まんじゅうを「氷室まんじゅう」と呼び、現在も6月末頃から7月1日の数日間限定で市内の和菓子店などで売り出されます。

涼を感じる散策スポット

  • 卯辰山花菖蒲園

  • 金城霊澤

  • 金城霊澤

  • 金澤神社

  • 辰巳用水の分流が涼しい県立美術館と中村記念美術館を結ぶ美術の小径

  • 夕暮れの兼六園

  • 金沢ベイエリア・大野周辺

  • 大野・金沢港

  • 香林坊せせらぎ通りの鞍月用水

涼やかな水辺、緑豊かな樹々がつくる木陰が心地よい金沢の涼スポットへ。

花菖蒲や紫陽花が美しい「卯辰山花菖蒲園」のある卯辰山は、高台から金沢市内を一望できます。

まちの随所で湧き水や用水を見かける水が豊かな金沢でも、「金沢」の地名の由来になった「金城霊澤」は別格の名水&涼スポット。

また、金沢ベイエリアの大野・金石周辺まで足を伸ばせば、煌めく海辺の景色とともに、もう一つの金沢の歴史や文化も楽しめます。2泊以上の旅ならば、レンタカーやバスツアーを利用して自然あふれる能登や白山麓、加賀、五箇山、白川郷などを訪れてみるのもオススメです。


◎卯辰山花菖蒲園(うたつやまはなしょうぶえん)

6月中旬~7月中旬に見ごろを迎える花菖蒲やアジサイが美しい「花菖蒲園」。園内には約100種20万株の花菖浦と、2,900株のアジサイが植え込まれています。卯辰山公園内には金沢市街を一望できる望湖台など、ビューポイントもいろいろあるので散策を楽しんでみては。


◎金澤神社の名水「金城霊澤(きんじょうれいたく)」

「金城霊澤(きんじょうれいたく)」は、「金沢」という地名の由来となったと伝えられる伝説の場所。

「兼六園」に隣接する「金澤神社」のそばにあり、こんこんと清らかな水が湧き出ています。

「金澤神社」の手水舎の水も「金城霊澤」の地下水源と同じくしており、こちらは飲料水として飲むこともできます。夏に涼を感じる、金沢屈指の名水スポットです。

下記リンクのモデルコース「兼六園周辺ベストウォッチ」のように、兼六園散策と組み合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。


◎金沢ベイエリア 大野・金石周辺

かつて北前船の寄港地として大いに栄えた海辺のまち大野と金石は、そこかしこに歴史を感じさせる風景が残っています。また、美味しいお寿司屋さん、味噌蔵・醤油蔵の見学や体験プログラム、素敵なランチスポットや雑貨カフェなど、金沢中心街とは違ったもう一つの魅力が詰まっています。大野の「日吉神社」と金石の「大野湊神社」では、それぞれ夏に大きな祭りも行われます。どちらも神輿が中心で、金沢では屈指の規模を誇り、港町の熱気を肌で感じられるお祭りです。

大野日吉神社「山王祭」

大野湊神社「夏季大祭」

夏のイベント情報

  • 金沢百万石まつり

  • 金沢百万石まつり 入城祝祭

  • 白鳥路ホタル観賞の夕べ

  • 白鳥路ホタル観賞の夕べ

毎年6月初めの週末は金沢最大のイベント「金沢百万石まつり」が開催されます。加賀藩祖・前田利家公の金沢城入城を記念したイベントで、金沢市内が最も盛り上がります。メインイベント「百万石行列」パレードは、金沢駅東広場の出発式で加賀鳶(とび)による総ふり、百万石音頭、総勢280名の太鼓演奏などが行われ迫力満点です。

また、夏の夜ならではのお楽しみが、金沢城外濠公園白鳥路で開催される「白鳥路ホタル観賞の夕べ」。金沢のまちのど真ん中で、ホタル鑑賞ができます。

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花火大会を楽しもう

金沢市民が毎年楽しみにしているのが、7月末に開催される「北國花火大会」。迫力ある花火を満喫しようと、大勢の見物客で賑わいます。花火師たちが腕を競う芸術花火や、スターマインの大瀑布も圧巻。ゆかたを着て花火大会へ出かけるのも素敵です。

北國花火2023金沢大会

■日時:2023年7月下旬予定 ※順延の可能性あり

■場所:金沢市大豆田本町犀川緑地周辺(石川県営まめだ簡易グラウンド)

■内容:12,000発(前回)

■お問合せ:076-260-3581

自然を満喫できるアクティビティ

梅雨が明けて夏本番を迎えると、金沢でも最高気温が30℃を超える日も増えてきます。そんな時には、自然を感じるアウトドア体験をしてみませんか?

金沢は海にも山にもほど近く、少し足を延ばすと豊かな自然が広がっています。気軽なトレッキング体験や雄大な自然が広がる白山のサイクリング体験など、思う存分自然を満喫できます。

また、朝観光におすすめのジョギング体験やウオーキングコースの紹介もしていますので、涼しい時間帯から金沢を堪能してみてはいかがでしょうか。

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