
金沢には花の名所がたくさん!春夏秋冬、見逃せないお花スポット徹底ガイド
おいしいものを食べ、金沢ならではの体験を楽しんだら、自然とのふれあいもぜひ!
金沢城公園や兼六園、卯辰山など、金沢の中心部には緑が多く、四季折々、訪れる人の目を楽しませてくれる花々もたくさん。
季節ごとにおすすめの、これは見逃せない! SNS映えもする花情報をピックアップしました。
※見頃は年によって大きく変わります。掲載している時期はあくまでも目安をしてお考えください。
いま咲いている、もうすぐ咲く花【春編】
ソメイヨシノ以外にいろいろな種類の桜が咲き、まちなかから里山まで、さまざまな花に包まれる金沢の春は、まさしく百花繚乱の様相。1年でもっともイキイキとした季節の到来です。
・サクラ(桜:ソメイヨシノ以外にもヤマザクラや八重桜、菊桜などさまざまな種類が咲く)
3月下旬〜5月上旬/金沢城・兼六園・浅野川河畔・犀川河畔・卯辰山ほか)
・フクジュソウ(福寿草:春を告げる花として知られる。新春を祝う縁起の良いもの)
3月/金沢城公園大手堀
・アンズ(杏:文豪・室生犀星が育った雨宝院には作品に登場する杏の木が健在)
3月下旬/雨宝院
・カタクリ(片栗:万葉集にも登場する可憐な紅紫色の花。林内一面に広がる様子は圧巻)
4月上旬/平栗地区
・ミズバショウ(水芭蕉:山の中に咲くイメージが強いが、金沢の里山でも見られる)
4月上旬〜中旬/東原地区
・ツツジ(躑躅:白やピンク、紅色の花が咲き誇る姿が美しい)
4月下旬〜5月下旬/大乗寺丘陵公園、卯辰山、彦三緑地、兼六園
・ドウダンツツジ(灯台躑躅:白い小さな釣鐘のような花がかわいらしい)
・ボタン(牡丹:初夏に大きな花を咲かせ、目を引く)
5月上旬/彦三緑地
・フジ(藤:紫色の古くから親しまれている花。白山市・松任グリーンパークなども)
5月上旬/兼六園ほか
・シャクヤク(芍薬:ボタンに似た花が咲く。薬用植物園では開花時期に一般公開を行う)
5月下旬/金沢大学薬用植物園
・バラ
5月中旬〜6月上旬、9月下旬〜10月中旬/金沢南総合運動公園バラ園〈金沢市富樫3丁目〉(5月の方が花数は多いです)
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花びらがたくさんの菊咲き桜
石川県は「菊咲き」の桜が多いのが特徴。ソメイヨシノは花びらが5枚ですが、この仲間は1つの花に多いものでは花びらが300枚以上もあります。いくつも品種がありますが、有名なのが兼六園の兼六園菊桜。4月下旬ころ、ピンポン球のような愛らしい花を咲かせます。

夏はこれ! 6〜8月に出合える花たち
6月、梅雨時に咲くアジサイやハナショウブ。7月、夏本番を迎えると、ヒマワリやハスなどが続々と見ごろを迎えます。
・ハナショウブ(花菖蒲)
6月中旬〜6月下旬、卯辰山公園花菖蒲園、約100種類20万株
・アジサイ(紫陽花)
6月中旬〜7月中旬/卯辰山公園花菖蒲園(約2,900株)
6月下旬〜7月上旬/本興寺〈金沢市薬師町口〉(約3,000株)
・ササユリ(笹百合)
6月上〜中旬/医王の里オートキャンプ場〈金沢市大菱池町〉(200本程度、8時30分〜17時)
6月上〜中旬/医王山県立自然公園
・ハス(蓮)
7月中旬〜下旬/こなん水辺公園〈金沢市東蚊爪町〉(田んぼ2枚分)
・ミョウレン(妙蓮)
7月下旬〜8月中旬/蓮寺持明院〈金沢市神宮寺町〉
(最盛期で100ほどの花が見られる・石川県指定天然記念物、8時〜16時30分、拝観料300円)
・加賀れんこん
7月下旬〜8月下旬/金沢市小坂地区/河北潟干拓地(加賀野菜の一つ)
・ヒマワリ(向日葵)
7月中旬〜下旬/金沢市平栗町
○金沢近郊のお花スポット
・ヒマワリ(向日葵)
7月下旬〜8月上旬/ひまわり村〈津幡町字湖東〉(約35万本)
・オニユリ(鬼百合)
7月下旬〜8月上旬/八田農村公園おにゆりの里〈白山市八田町〉(約15,000本)
・アサガオ(朝顔)
7月下旬/例年、松任駅前などで開催される
「千代女あさがおまつり」で知られる〈白山市〉(約3,000鉢)
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古い町並みで見つけた夏の花
夏、民家の庭先で可憐に咲く朝顔やみずみずしい紫陽花。どこにでもある花ですが、町家の軒先で、紅殻格子を背景に咲く姿は、とっても印象的です。ちょっと早起きして、澄んだ空気の中、茶屋街などを散策して、そんな風雅な金沢らしい夏の光景を探してみてはいかがでしょうか?

秋はこれ! 9〜11月に出合える花たち
秋の七草をはじめ、しっとり可憐に咲く花が多いこの季節。花を愛でながらの散歩が楽しみ。コスモスやバラ、ソバなど見ごたえのある花も見頃となります。
・ハギ(萩:秋の七草の一つ)
8〜9月/兼六園
・ススキ(薄:秋の七草の一つ、尾花はススキの別名)
9月/兼六園
・キキョウ(桔梗:秋の七草の一つ、明智光秀の家紋でも有名)
・オミナエシ(女郎花:秋の七草の一つ、尾花はススキの別名)
7〜9月/兼六園
・サルスベリ(百日紅)
・コバギボウシ(小葉擬宝珠:随身坂口近くの曲水沿いに咲く)
8〜9月/兼六園
・ヒガンバナ(彼岸花/曼珠沙華の別名があり、真紅の花はあやしい美しさ)
9月/兼六園
9月中旬〜10月初旬/香林寺〈金沢市野町〉
(珍しい白い彼岸花の群生で知られ、約5000本の花が咲く。9〜17時、拝観料500円)
・コスモス(秋桜)
9月下旬〜10月上旬/コスモスロード〈犀川河川敷・金沢市玉鉾2丁目〉
・バラ
9月下旬〜10月中旬、5月中旬〜6月上旬/金沢南総合運動公園バラ園〈金沢市富樫3丁目〉(5月の方が花数は多いです)
・ジュウガツザクラ(十月桜:秋と春の年に2回咲く桜)
9〜1月/兼六園
・ヨメナ(嫁菜:野菊を代表する一種)
○金沢近郊のお花スポット
・ソバ(蕎麦:白山麓では蕎麦の栽培が盛ん)
9月中旬〜下旬/白山市鳥越地区
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長い期間楽しめる紅葉
白山国立公園まで含めると標高差が2700m以上もあるため、金沢周辺では2カ月以上もの間、どこかに行けば、紅葉見物が可能。兼六園や卯辰山など、金沢市街の紅葉は11月に入ってから。市街地のピークは例年11月中旬です。

冬はこれ! 12〜2月に出合える花たち
モノトーンの風景の中で、ひときわ目を引くサザンカやツバキの赤い花、待ち遠しい春の訪れを予感させるウメやマンサクの開花など、1年でもっとも花への思いが募るのがこの季節です。
・サザンカ(山茶花:椿に似ているが花が終わると花びら1枚1枚ずつ散る)
・ツバキ(椿:ヤブツバキやユキツバキの他、兼六園ではことじ椿や竜石椿も)
・フユザクラ(冬桜:冬と春の2回咲く桜。似たものに十月桜や四季桜がある)
10〜4月/兼六園
・ウメ(梅:早咲きの八重寒紅をはじめ、兼六園の梅林ではさまざまな品種のウメが咲く)
・ロウバイ(蝋梅:半透明の花が蝋細工のよう。厳冬期に咲く兼六園のソシンロウバイが有名)
・マンサク(万作:春にまず咲く花から名がついた)
1〜3月/兼六園
花に合いたくなったらここへ。四季折々の花が楽しめるスポット
ここに行けば季節のいろいろな花に出合えます。
花を見て癒されたいなと思ったら、足を延ばしてみてはいかが?
※【 】は花めぐりにおすすめの季節
・兼六園【春・夏・秋・冬】
マンサクやウメ、サクラ、カキツバタ、ツツジ、ハギ、ツバキ、サザンカ、フユザクラなど
・金沢城公園【春・夏・秋】
園内には500種類以上の植物が生息し、本丸園地の鬱蒼とした森の中ではさまざまな野草が。
二の丸などの広場の植栽された花々や、緑のトンネルとなった白鳥路もお見逃しなく
・卯辰山公園【春・夏・秋】
ウメ、サクラ、ツツジ、ハナショウブ、アジサイなど
・奥卯辰山健民公園【春・夏・秋】
サクラ、カキツバタ、キショウブ、スイレン、バラなど
・彦三緑地【春・夏】
ツツジ 、ボタンなど
・西田家庭園 玉泉園【春・夏・秋・冬】
ミズバショウ、カキツバタ、ツツジ、サザンカなど
・夕日寺健民自然園【春・夏・秋】
トンボサンクチュアリーのスイレンや里山で自然に咲く花々。貴重な花に出合えるかも
・大乗寺丘陵公園【春・夏・秋・冬】
梅、ツツジ 、アジサイ、ハギ、ツバキなど
・医王山県立自然公園【春・夏・秋】
ヒメシャガ、タニウツギ、トクワカソウ、ササユリなど自然界の花々
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さまざまな花が咲く金沢駅西広場
鼓門・もてなしドームがある兼六園口の反対側、整備が進む金沢港口。駅前広場には、キリシマツツジやハマナスなど日本海や能登にゆかりある植物をはじめ、ハスやスイレン、ススキなどさまざまな植物が植えられた空間が完成。列車の待ち時間などにふらっと季節の花に触れ合えます。

紹介したスポットをマップで見る
- 兼六園
- 金沢城公園・玉泉院丸庭園
- 大乗寺丘陵公園
- 金沢南総合運動公園バラ園
- 奥卯辰山健民公園
- 卯辰山公園
- 彦三緑地
- 西田家庭園 玉泉園
- 夕日寺健民自然園
- 医王山県立自然公園
- 尾山神社
- 願掛け寺 香林寺
- こなん水辺公園
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