兼六園・金沢城と金沢21世紀美術館 半日コース(3時間)
- 所要時間:
- 約3時間
- 移動手段:
- バスと徒歩
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高ランクの三つ星として紹介された兼六園から、加賀藩前田家の居城があった金沢城公園を通り、「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトとして、国内外で非常に人気の高い金沢21世紀美術館までを歩いて巡るコースです。
「兼六園下・金沢城(石川門向い)」バス停下車
兼六園
日本三名園、国特別名勝

「兼六園」は、加賀藩歴代藩主が長い歳月をかけて築いた広大な回遊式大名庭園です。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪吊りなど、歴史と自然が織りなす四季の絶景を求めて、国内外から多くの観光客が訪れます。金沢城の隣に位置しているので、金沢城と兼六園を一緒に見学すると、加賀百万石の歴史を感じることができます。
●兼六園のライブカメラはこちら
●所要時間:40~60分
●兼六園の園内マップ
主な見どころは、ことじ灯籠、唐崎の松、霞が池、根上松、花見橋、噴水 など
●兼六園のおすすめシーズン
桜 4月初め 参照:特集「金沢の桜名所5選」
紅葉 11月半ば 参照:特集「秋の金沢に行ったら絶対に見たい!とっておきの紅葉風景」
雪吊り 11月から3月中旬 雪の重みで枝が折れるのを防ぐため施す雪吊りは冬の風物詩です。 参照:Youtube 金沢 雪吊りと薦掛け
雪景色 12月下旬から2月 近年は暖冬の影響で降雪する日が少なくなっていますが、降雪した朝の兼六園は絶景です。
各月の兼六園の見どころをご紹介→ https://kenrokuen.or.jp/seasons/
●ライトアップイベント「四季物語」(夜間無料開放)
桜花期、GW、初夏、秋、冬など実施日はその年によって異なります。
参照:特集「四季折々、何度でも行きたくなる兼六園ライトアップ」
●おすすめコース
定番コース (約40分)/桂坂口=ことじ灯籠=唐崎の松=根上松=花見橋=梅林=栄螺山=瓢池=噴水=桂坂口
平坦(バリアフリー)コース/ 小立野口=花見橋=根上松=唐崎の松=ことじ灯籠=霞が池周囲=小立野口
参照:兼六園散策マップ
●お食事処(茶店) 兼六園には茶店が12軒あります。園内での休憩、お食事、お土産のお買物にご利用下さい。
兼六園の茶店一覧
●早朝無料開園
夏、涼しい時間に兼六園を見学したい方、冬、雪の絶景の撮影がしたい方などは、一般開園時間の前の時間に入園することができます。
参考:特集「金沢朝活のススメ!絶景の穴場と、あなたにぴったりの過ごし方」
●車いす貸出
兼六園は傾斜地にあるため、園内には坂があります。桂坂口側が低く、小立野口側が高くなっています。
下記の料金所で車いすを借りられますのでご利用下さい。
桂坂口、蓮池門口 小立野口、随身坂口
詳しくは兼六園利用案内
参考:特集「金沢市内のバリアフリー観光スポットガイド」
- 住所
- 金沢市兼六町1
- 電話番号
- 076-234-3800
- 営業時間
- 3月1日~10月15日 7:00~18:00(入園は17:30まで)
10月16日~2月末日 8:00~17:00(入園は16:30まで)
早朝無料開園
3月1日~3月31日 5:00~通常開園の15分前まで
4月1日~8月31日 4:00~通常開園の15分前まで
9月1日~10月31日 5:00~通常開園の15分前まで
11月1日~2月末日 6:00~通常開園の15分前まで - 定休日
- 無休
金沢城公園・玉泉院丸庭園
歴史を感じる!現代に蘇った城下町のシンボル

加賀藩前田家の居城跡につくられた金沢城公園。広い公園内での見どころは2001年に復元された菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじっけんながや)、橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)。古絵図や古文書などをもとに当時の姿を忠実に再現された建物は必見です。池と石垣によって独創的な景観を創り出した「玉泉院丸庭園」ではゆったりと庭園散策が楽しめます。「玉泉庵」では抹茶と季節ごとの生菓子を味わってみてください。
- 住所
- 金沢市丸の内1-1
- 電話番号
- 076-234-3800
- 営業時間
- 3月1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
※菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門:9時00分〜16時30分(最終入館16時)
※河北門・鼠多門(無料):9時00分~16時30分(最終入館16時)
※玉泉庵:9時00分~16時30分(最終入亭16時)12月29日~1月3日休み - 定休日
- 無休
石川県政記念しいのき迎賓館
ようこそ、おもてなしの空間へ

長く石川県政の歴史を刻んできた旧県庁をリニューアルした「しいのき迎賓館」。正面は大正13年(1924)建築の格調ある意匠をそのままに、反対面は現代的なガラスの空間に生まれ変わりました。樹齢約300年(推定)の“堂形のシイノキ”をシンボルに、周辺の総合観光案内や、レストラン・カフェ、会議室、ギャラリーなどの憩い・交流の空間を備えた施設です。
金沢能楽美術館

※2025年10月21日(火)から2026年1月8日(木)の間、空調工事のため休館いたします。
藩政期から歴代藩主が能を愛好し、庶民にも推奨したことから、金沢は「空から謡が降ってくる」と言われるほど、能の盛んなまちとなりました。その伝統は、現在も金沢市無形文化財「加賀宝生」に受け継がれています。金沢能楽美術館は、この加賀宝生に伝わる貴重な美術品を次世代へ伝え、その文化を未来へとつなげていくことを目的とし、開館しました。また、「能面・能装束体験コーナー」や、「能・狂言絵本コーナー」など、初心者でも楽しんで学べる工夫を館内に設け、能楽への入口を増やすことで世代を超え、親しみやすい美術館を目指しています。
- 住所
- 金沢市広坂1-2-25
- 電話番号
- 076-220-2790
- 営業時間
- 10:00~18:00(入館は17:30まで)
- 定休日
- 月曜日(休日の場合はその翌平日)、年末年始※展示替などで休館することがあります。
金沢21世紀美術館
現代アートを見て、触れて、感じる!まちに開かれた美術館

金沢市の中心部に位置する「金沢21世紀美術館」は、国内外の現代アート作品を収蔵・展示する、金沢観光で最も人気の高いスポットの一つです。
プリツカー賞など数々の賞を受賞したSANAAによる、美術館の建築自体が、金沢を代表する現代アート作品の一つとなっています。
建築のコンセプトは「まちに開かれた公園のような美術館」
正面と裏側がない円形のデザインと、外壁のガラス張りが特徴で、館内と屋外の区別を感じさせない開放的な空間が広がります。誰もが気軽に立ち寄り、アートと触れ合える「新しい形の美術館」として、国内外から注目を集めています。
【必見】人気作品《スイミング・プール》
金沢21世紀美術館の代名詞ともいえるのが、レアンドロ・エルリッヒ作の恒久展示作品《スイミング・プール》です。
地上から見ると、プールの水底に人がいるように見え、地下部はプールの水中に入り込んだような不思議な感覚を体感できます。
地上部は無料の交流ゾーンで、地下部は有料になります。
スイミング・プール地下部の予約方法:
来館当日の午前9:00から、美術館の専用サイトまたは館内発券機で「順番待ち予約」が必要です。
(※事前予約は不可)
注意点: 人気作品のため、特に土日祝日は混雑する可能性があります。
予約方法やチケット料金は美術館のホームページをご確認ください。
無料で楽しめる!屋外・交流ゾーンの恒久展示作品
金沢21世紀美術館の魅力は、展覧会ゾーン以外でもアートを楽しめる無料の「交流ゾーン」が充実している点です。
無料の恒久展示:
《タレルの部屋(ブルー・プラネット・スカイ)》(ジェームズ・タレル)
《アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3》(フローリアン・クラール)
ユニークなデザインの椅子「ラビットチェア」など
屋外には芝生が広がり、子供から大人まで五感でアートを楽しめる作品が多数点在。
金沢観光の合間に、休憩がてら気軽に立ち寄ってみてください。
アクセス:兼六園・金沢城公園から至近
金沢21世紀美術館は、兼六園や金沢城公園から徒歩数分という好立地です。
バス: 金沢駅より路線バスで約10~15分「広坂・21世紀美術館」下車すぐ
タクシー:金沢駅より約10分
駐車場:319台 はじめの30分無料。以降30分ごとに150円
おすすめの周辺観光: 国立工芸館、石川県立美術館、鈴木大拙館 KAMUkanazawa
金沢21世紀美術館の楽しみ方ガイドはこちら
金沢21世紀美術館内のカフェレストランについてはこちら
- 住所
- 金沢市広坂1-2-1
- 電話番号
- 076-220-2800
- 営業時間
- 交流ゾーン:9:00~22:00
展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) - 定休日
- 交流ゾーン:年末年始
展覧会ゾーン:月曜日(月曜が休日の場合は、その翌平日)、年末年始