石川県立歴史博物館 令和7年度秋季特別展 花開く九谷―19世紀加賀藩のやきもの生産ブーム―
いしかわけんりつれきしはくぶつかん れいわななねんどしゅうきとくべつてん「はなひらくくたに―じゅうきゅうせいきかがはんのやきものせいさんぶーむ」江戸時代前期から中期にかけて、日本列島における陶磁器の生産は限られた地域にとどまっていました。このころの前田氏の領内では、17世紀という全国的にも早い段階で色絵製品を含む磁器を生産していた九谷古窯が知られます。このほか、越中瀬戸窯などでも陶磁器が焼かれていましたが、生産地の大きな広がりは見られませんでした。
それに対し、江戸時代後期には、技術の広がりや諸藩の産業振興策の影響により列島各地で数多くの窯が成立し、やきもの生産が行われるようになります。こうした流れの中で、加賀藩や支藩の富山藩・大聖寺藩でも多くの窯が築かれます。今日、「再興九谷」と称される窯では色絵製品や日常生活用の陶磁器など幅広い製品がつくられ、やきものづくりの広がりは能登半島にまで及びました。
本展では、それぞれの窯の作品に加え、窯跡や城下町遺跡からの出土資料、窯の経営にかかわる古文書などの多様な資料から江戸時代後期の加賀・能登での陶磁器生産の実態を明らかにします。
基本情報
- 住所
- 石川県金沢市出羽町3-1
- 料金
- 一般 1,200(960)円
大学生・専門学校生 960(760)円
*高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金 65歳以上の方は団体料金
*障害者手帳または「ミライロID」ご提示の方および付添1名は無料
*常設展もあわせてご覧いただけます
*加賀本多博物館は別途、観覧料が必要です
*電子チケットもご利用いただけます(日時指定なし)。 - 定休日
- 会期中無休
- 電話番号
- 076-262-3236
- 公式WEBサイト
- 公式HP
- 開催日
- 2025年9月27日(土)~2025年11月9日(日)
- 開催時間
- 9:00~17:00 (展示室への入室は16:30まで)
- 会場名
- 石川県立歴史博物館 特別展示室・企画展示室






















