2度目の金沢ならここへ!ユニークでおもしろい金沢の小さな博物館

金沢は一通り見た!という方に穴場的な博物館をご紹介します。アートや工芸がさかんな金沢は、金沢21世紀美術館以外にも、他にはない魅力的な博物館がたくさん。そんな中から、レトロでマニアックなところが若者に人気の蓄音器館、意外と知らない⁉ ひがし茶屋街の本当の魅力がわかる浅の川園遊会館、一人旅で自分探しをしたい人にぴったりの鈴木大拙館、パズルやおもちゃで遊べてファミリーに人気のからくり記念館と、穴場のおすすめ4館を紹介します。いずれも館内でゆっくり過ごせるスペースがあり、雨や雪の日の観光にも最適です。

SPレコード所蔵4万枚!貴重な蓄音器の聴き比べができる【金沢蓄音器館】

  • 時代を彩ったレコードを展示するコーナー

  • 明治、大正、昭和の各時代に活躍した蓄音器を展示

  • 聴き比べは必聴! 毎日11時、14時、16時の3回実施(各30分)

  • エジソンのアンべローラーモデルも試聴できる

  • ミュージアムショップでは、オリジナルグッズ、音楽関連グッズを販売

  • 主計町、ひがし茶屋街に近い尾張町にある

蓄音器約600台を収蔵し、そのうち約150台を展示、SPレコードは4万枚以上あり、日本でも1、2位を競うコレクションです。ほとんどの蓄音器が実際に動くことが自慢で、13回の実演では、エジソン社製をはじめ、10台ほどの蓄音器の音を聴き比べられます。

初代館長が捨てられていく蓄音器に心痛め、蓄音器が奏でるいい音を無くすまいと、それらを拾い、修理して集め始めたのが始まり。「文化都市金沢にふさわしいコレクション」と当時の日本レコード協会会長から賞賛され、金沢市がコレクションを譲り受けて、2001年に開館しました。

現在、一度にこれだけの数の聴き比べができるところは、日本でもおそらくここだけ。「デジタルとは違う、“いい音”をぜひ実際に聴いてみてください。最近は、古くて新しいと、若い人にも蓄音器が人気です」とは、館長の八日市屋典之さん。

ひがし茶屋街に行くならまず行くべし!【金沢 浅の川園遊会館】

  • 金沢芸妓の「芸と技」「おもてなし」について紹介するコーナー

  • 趣がある観音通りに面して立つ金沢町家をリノベーションした本館

  • 蔵の1階にはひがし茶屋街の精巧なジオラマや昔の絵図、写真などを展示

  • 本館2階のお座敷舞台では、金沢芸妓の稽古やお座敷遊びを紹介する映像が流れる

  • お座敷体験(写真/金沢 浅の川園遊会館)

  • ミニうちわ作り体験(写真/金沢 浅の川園遊会館)

  • 畳コースターづくり体験(写真/金沢 浅の川園遊会館)

  • ひがし茶屋街

茶屋街ってどんなところ?芸妓(げいこ)さんは本当にいるの? ひがし茶屋街の入口、観音通りにある金沢浅の川園遊会館は、金沢芸妓と茶屋文化をわかりやすく紹介する展示のほか、お座敷を再現した「お座敷舞台」では金沢芸妓の映像を鑑賞できます。また、お座敷体験も行っていて、「一見さんお断り」の世界を体験可。春・夏・秋に日時限定で開催する「Meet the Gesha in Kanazawa」(ワンドリンク付きで11,000円)のほか、10人以上で受け付ける貸切プランもあります。

「金沢の芸妓さんは踊りだけでなく地方(じかた)もこなすオールラウンドプレイヤーで、芸のレベルが非常に高いです。ひがし茶屋街には今も芸妓さんがいるということをご存知ない方も多く、ここで予習してからひがし茶屋街を訪れれば、2倍楽しめます」とは、館長の上原純一さん。

館内ではほかにも、「ミニうちわ」や「畳コースターづくり」など職人の技を体験できるワークショップも随時開催しています。

ミニうちわ作り体験
かつての浅の川園遊会で好評だった、うちわ作りイベントを再現!オリジナルのミニうちわを作ってみませんか?
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おもいで絵葉書作り体験
会館オリジナルのポストカードで「旅のおもいで絵葉書」作ってみませんか?
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畳コースターつくり体験
本当の畳の香りがするコースターがたったの10分で作れます!!
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和傘かがり体験
金沢浅の川園遊会館のフリーゾーンで、和傘の先生の和傘制作を見学することができます!
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Meet the Geisha in Kanazawa
2024年桜シーズン: 金沢芸妓のお座敷体験
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静かに自分と向き合える空間【鈴木大拙館】

  • 思索空間からは水鏡の庭と本多の森を望む

  • 水鏡は周りの景観だけでなく、自分自身の心も映し出し、自分自身と向き合う場所となる

  • 水鏡の庭に浮かぶ思索空間棟

  • 鈴木大拙館のすぐ近くにある「鈴木大拙生誕地記念碑」

禅文化を海外に広く知らしめた金沢市出身の仏教哲学者・鈴木大拙を紹介する施設として、2011年にオープン。3つの空間と3つの庭から構成される建物自体が鈴木大拙の世界を表し、世界的な建築家の谷口吉生氏が設計しました。大拙の考えに則り、館内では自分自身と向き合うことができます。大拙のことを知らずに来ても楽しむことができ、また、言葉によらない体験ができることもあって、海外からの旅行者にも人気があります。

「旅先でちょっと一人になって考える時間を持ちたいと思った時に、いらしていただける場所になれると思います。忙しない日常で、ゆっくりものを考える時間が欲しい時、金沢の鈴木大拙館に行こうと思われるような存在になれば何より」とは、学芸員の猪谷聡さん。

特に静かに思索に耽りたい人には、奇数月の最終日曜日の朝7時30分から開催している「朝・思索のすゝめ」という事前予約制のプログラムがおすすめです。

子どもから大人まで、からくりで遊ぼう!【大野からくり記念館】

  • テーマ別に7つのエリアに分かれる展示室。天井は和傘をイメージしている

  • 展示室の窓際には、実際に遊べるゲームやパズルなどを展示

  • からくり人形の実演

  • 糸を引くと美しい娘の顔が鬼のような顔に・・・

  • 斬新なデザインが目をひく展示室外観

  • 金沢港に隣接していて、行き来する船がよく見える

  • 約50点のからくりおもちゃで遊べる「子どもからくり体験棟」

  • 大野弁吉の旧居跡からは古い町並みの先に金沢港を一望

さまざまなからくりと触って遊べるパズルやゲームなどを展示しています。なかでも「子どもからくり体験棟」はファミリーに人気です。
そもそも、金沢でなぜ「からくり」か? 長崎で蘭学を学び、発明家で科学技術者だった大野弁吉という人物が幕末の大野にいました。弁吉はエレキテルやカメラなどを発明し、また、からくり人形や精巧緻密な根付けなどの名品を数多く残し、さらに後進の科学者の育成にも携わりました。その功績を紹介するため、1996年に開館し、傾斜した柱が並ぶユニークな展示室は、北前船をイメージしています。

「設計したのは皇居の吹上御所を設計した内井昭蔵氏で、あえて複雑な形にして弁吉を象徴するような建物にしたそうです」とは、館長の佐藤文夫さん。

大野川を挟んだ高台の上には大野弁吉の旧居跡があり、醤油醸造が盛んな大野の町並みや金沢港が一望できます。また、大野弁吉が作った獅子頭や狐の像などを保存する日吉神社や、大野弁吉の墓がある傳泉寺をはじめ、古い町家や醤油蔵が立ち並ぶこまちなみ保存区域を散策するのもおすすめです。

紹介したスポットをマップで見る

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  • Meet the Geisha in Kanazawa
  • ミニうちわ作り体験
  • 畳コースターつくり体験
  • おもいで絵葉書作り体験
  • 和傘かがり体験

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