カップル旅行におすすめ!車なしでも回れる1泊2日金沢旅アイデア
金沢は、東京から北陸新幹線で2.5時間、大阪・京都からも2~2.5時間と大都市圏からのアクセスの便利さと伝統的な面と現代的な面が融合する魅力で、国内外多くの観光客の方にお越しいただいています。
長い歴史を持つ伝統工芸を現代版にバージョンアップした工芸体験や、美しい内観のデザインと「会話ができる図書館」としてメディアやSNSでもよく紹介されている石川県立図書館はじめおしゃれな博物館やカフェ、レストランも多く、カップル旅行にもおすすめです。
また市内の中心地に主要スポットやホテルが集まっているため、徒歩や路線バスで巡りやすい点もお勧めできるポイントです。
今回は初めて金沢にお越しになるカップル旅行の方が車なしでも回れる1泊2日のおすすめ旅程をご紹介します。
1日目11:00 金沢駅到着!金沢のシンボル「鼓門」で記念撮影
新幹線の改札側にある金沢駅東口を出ると、すぐそばで金沢のシンボルの1つである「鼓門(つづみもん)」がお出迎え。
鼓門とは、金沢でも盛んな能楽で使われる小さい太鼓である鼓(つづみ)をイメージして作られた門で、ねじれた構造の柱を少し離れた場所から見てみると鼓のかたちになっているのがよく分かります。鼓門はフォトスポットとしてもとても人気があります。
1日目12:00 300年以上の歴史がある市民の台所「近江町市場」でランチ
「近江町市場」は藩政時代から続き、2021年に300周年を迎えた歴史ある市場。現在も多くの地元の人が買い物に訪れる市民の台所です。
鮮魚店をはじめ、精肉、青果、加工品、スーパー、飲食店など約170のお店が軒を連ねます。お寿司屋さんをはじめ飲食店もあるほか、一部で海鮮や果物、金箔ソフトなどをその場で食べられるお店もあります。
Column
意外な穴場、近江町市場の地下と2階もおすすめ!
市場内に数軒あるお寿司、海鮮丼ももちろんおすすめですが、穴場は地下と2階。
地下には金沢グルメの1つ、金沢カレーのお店もありますし、テーブルと椅子があるので地上階で海鮮丼やお弁当を買って食べるのも良し。意外と知られていませんが、2階にもバラエティに富んだ複数の飲食店がお店を構えています。

1日目14:00 伝統的な雰囲気が残る「ひがし茶屋街」「主計町茶屋街」を散策
金沢市内にある3つの茶屋街のうちの2つがここ「ひがし茶屋街」と道を挟んだ反対側、浅野川沿いにある「主計町(かずえまち)茶屋街」。
茶屋街とは、かつての豪商たちが芸妓あそびなどを行った歓楽街で、この町では今も芸妓さん(げいぎ、金沢では芸者ではなく芸妓と呼びます)たちが活躍しています。伝統的な街並みが今もそのまま残っており、タイムスリップしたような気持ちになれます。
特に、ひがし茶屋街は金沢最大の茶屋街で、おしゃれな飲食店やカフェ、お土産物店がたくさんあるほか、金箔やお茶席をはじめとする伝統的な体験もできます。カップル旅行の方には茶屋街の近くでレンタル着物を借り、人力車で車夫さんの解説を聞きながら茶屋街の中を走って記念撮影するのもおすすめです。
Column
金沢に「舞妓さん」は存在しない
芸妓というと多くの方は京都をイメージされると思いますが、金沢でも30名以上の芸妓さんが活躍しています。
金沢には「舞妓さん」はいません。京都では見習い期間の方のことを「舞妓さん」と呼びますが、そう呼ぶのは京都だけ。また京都では見習い期間中に所属する置屋さんに住み込みで修業しますが、金沢の芸妓さんは自立して暮らしています。

1日目16:00 デートスポットとしても人気の「石川県立図書館」
「石川県立図書館」は”思いもよらない本との出会いや体験によって、自分の人生の1ページをめくることができる場所”として2022年に移転開館。メディアやSNSでも話題です。天井から降り注ぐ明るい光が円形の大きな吹き抜けを照らす光景は圧巻で多くの来館者がスマートフォンなどで写真を撮影しています。カップルで来館している方も散見されます。
またこの図書館は特定のスペースを除き会話OKの珍しい図書館としても話題になっています。
1日目夜 チェックイン後、ディナーで金沢名物に舌鼓
宿にチェックインして一息ついた後、ディナーで金沢が誇る美味しい食をお楽しみください。
海と山に囲まれた恵まれたロケーションで食材も豊富で、金沢おでん、ハントンライス、治部煮、加賀料理などなど地元の食材や歴史に紐づいた名物料理もたくさんあります。カップル旅行やデートにもにぴったりのおしゃれなレストランやバーもたくさんありますので、ぜひお二人で話し合ってお好きな料理をチョイスしてください。
お店がたくさんあり過ぎてどこに行ったらいいか迷って決められない...という方は「グルメチケット金沢美味」もぜひご活用ください。
2日目早朝 知る人ぞ知る穴場!「兼六園」の早朝開園
金沢を訪れるなら外せない、日本三大庭園の1つ「兼六園」。
通常開園の時間の前に早朝開園があること、その時間は無料で入園できることをご存じでしょうか?
いつも混み合う兼六園にあまり人がいないだけでも特別ですが、その中で二人で記念撮影すればもっと特別な時間になること間違いなしです。
季節によって開園時間が異なりますので必ず事前に確認の上お出かけください。
2日目10:30 侍の街 金沢が感じられる「長町武家屋敷跡界隈」
「加賀百万石」でも知られる金沢はかつて前田家が統治していた城下町。「長町武家屋敷跡界隈」はそんな金沢を象徴するエリアの1つです。
このエリアには当時上級・中級の侍が住んでおり、武家屋敷や土塀、石畳の道など時代劇の中に入り込んだような雰囲気に浸れます。かつての武家屋敷を公開している野村家や水琴窟の音色や当時の武士が眺めていた美しい庭を拝観できる千田家庭園も見どころです。
2日目12:00 香林坊・せせらぎ通りエリアでランチ
長町エリアは金沢の中心部香林坊・せせらぎ通りエリアまで歩いてすぐ。
この近辺の飲食店はランチをやっているお店も多くあります。お寿司など金沢らしい和食以外にも昔懐かしい純喫茶から中華・洋食まで飲食店のジャンルも様々なので、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてください。
※金沢市内のグルメ・お土産店情報はこちらもご参考にご覧ください。
2日目13:30 「金沢21世紀美術館」で現代アートの世界に触れる
金沢の現代的な側面を象徴するのが現代アートの美術館「金沢21世紀美術館」。屋外にも複数アート作品が配置されているほか、館内の無料ゾーンでも多くの現代アートを楽しむことができるデートにもおすすめの場所です。
開館以来人気の、地下と地上でプールを介して繋がるレアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》 の鑑賞は当日朝からの予約制となっていますのでご注意ください。予約方法など詳細はこちらから。
※金沢21世紀美術館は2027年5月から2028年3月頃まで、大規模な修繕のため長期休館が予定されています。
2日目15:00 金沢駅でお土産探し
旅の締めくくりはお土産探し。街中でも買えますが、金沢駅構内でもお菓子をはじめたくさんのお土産が販売されています。
楽しい旅の思い出に浸りながらお友達やご自身へのお土産を選んでください。そして、ぜひまた金沢へお越しください!
紹介したスポットをマップで見る
- 金沢駅(鼓門・もてなしドーム)
- 金沢駅(鼓門・もてなしドーム)
- 近江町市場
- 近江町市場
- ひがし茶屋街
- ひがし茶屋街
- 石川県立図書館
- 兼六園
- 長町武家屋敷跡界隈
- 武家屋敷跡 野村家
- 長町武家屋敷跡 千田家庭園
- 金沢21世紀美術館
- 金沢21世紀美術館
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