工芸のまち・金沢で見つける逸品みやげ

加賀百万石の伝統と文化が受け継がれ、今なお美意識が息づく工芸のまち・金沢。伝統の技に現代的な感性を融合させた、日常にも取り入れやすい上質な工芸品に数多く出合えます。自分のための特別な一品として、旅の思い出に持ち帰りたい金沢の工芸みやげをご紹介します。

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加賀てまり 毬屋

  • 土台からすべて手づくりされた加賀てまり。手仕事の美しさに魅了される

  • 加賀ゆびぬきは金沢を中心に昔から手づくりされてきた裁縫道具。

  • 緻密で美しい絹糸の模様が特徴。芯には厚紙と真綿が重ねられていて丈夫。お裁縫用のほか、ペンダントトップやスカーフリングにしても素敵。

  • 「毬屋」では昔ながらの技法を守りながら、新しい模様や使い方を提案する。

  • 菊模様をかがった、小さなてまりが愛らしい「こてまり針山」。裁縫の時間が楽しくなりそう。

  • 一時は加賀ゆびぬきのつくり手が減っていたが、近年、美しさとつくる楽しさが見直され、作家も増えている。

  • 中に鈴が入る加賀てまりは、振ると柔らかい音が鳴る。音が良く鳴ると持っている人の運も良くなるのだとか。

江戸時代に徳川家から前田家に嫁いだ珠姫が持参したことが始まりとされる「加賀てまり」。全国でも珍しい加賀てまりの専門店「毬屋」では、作家がひと針ひと針丁寧に、絹糸を重ねてつくり上げる伝統工芸の加賀てまりや加賀ゆびぬきを販売しています。色鮮やかな幾何学模様の美しさが魅力で、インテリア用としてはもちろん、アクセサリーとしても人気。同店では制作体験も行っています。

金箔ジュエリー Gold-Knot(ゴールド・ノット)

  • ユネスコ無形文化遺産である「縁付金箔(えんつけきんぱく)」を活かしたアクセサリーや、プラチナ箔、真珠や漆などを組み合わせたものも。

  • 小ぶりのピアスはつけていることを忘れてしまうほどの軽さが魅力

  • レースには石川県産の絹糸が用いられる。手編みレースに幾重にも金箔を貼る技術を独自開発し、特許を取得。

  • デザイナーの木和田里美さんは、身に付ける人とシーンを意識してアイデアをかたちにする

  • 尾山神社ほど近くに店舗兼アトリエを構える

  • 店内では豊富なアイテムを取りそろえ、金箔アクセサリーワークショップも実施(所要時間180分~)

  • 日常の暮らしの中で伝統工芸を身に着けてほしいとの思いから、デザイナーの木和田里美氏とプロデューサーの加茂谷慎治氏が立ち上げたブランド「Gold-Knot」

  • 大阪・関西万博では「未来社会をつくる挑戦者たち」として、展示会場や特設サイトで取り組みが紹介

「伝統工芸を日常に身につける」をコンセプトに金沢で誕生した金箔ジュエリーブランド。絹糸の手編みレースと、伝統の金沢箔を掛け合わせたアクセサリーは、繊細な輝きと軽くて優しいつけ心地が魅力。最先端の伝統工芸として、ニューヨーク「アート&デザイン美術館」、ロサンゼルス「ゲティ美術館」、パリのギャラリーでも展示販売され、海外でも注目を浴びています。

目細八郎兵衛商店

  • ハリネズミ裁縫セット。手作りのハリネズミ羊毛針山に白黒糸巻き・ミニハサミ・針の詰め合わせ瓶を詰め合わせ。

  • 小さな桐箪笥のお裁縫セットは持ち運びができる。針山・待ち針3本・白黒糸巻き・針の詰め合せ・糸切りはさみが入る。

  • 金沢グルメをモチーフにした「おでん待ち針+おでん針山セット」。

  • 加賀野菜待ち針+加賀野菜針山セット。お裁縫が楽しくなりそうなアイテムが豊富にラインアップ。

  • 陶芸家・高光史也氏による小さな湯呑の針山とお寿司の待ち針をセット。

  • 和菓子待ち針+和菓子針山セットSP。サイズは約7.5㎝×7.5㎝×4㎝。

  • 初代の八郎兵衛が試行錯誤の末、糸の通しやすい良質な針をつくりあげ、加賀藩主から「めぼそ針」という名を授かったという。

創業440余年、縫い針と加賀毛針の製造・販売を行う老舗。現代感覚に合わせた縫い針やまち針を提案しており、とりわけ人気なのは、おでん、和菓子、加賀野菜、寿司など金沢の食をモチーフにした待ち針と針山のセットや、ハリネズミの裁縫セットなど愛らしさが満点の裁縫アイテム。加賀繍や加賀てまりなどの金沢の伝統工芸にも使われ、愛され続ける「めぼそ針」の魅力を今に伝えています。

岩本清商店

  • ひとつのトレーでお茶とお菓子、お酒とおつまみなどを楽しめる同店の一番人気「ちょこっとトレー」。

  • ツヤなし、蒔絵入り、他にも拭漆や角丸タイプなどもある。

  • テーブルの上でも使いやすい、小ぶりな「まんまる夏火鉢」。お湯を沸かしたり、おにぎりや餅を焼いたり、海苔や乾物を炙ったり、使い方は多様。

  • 桐の木の軽さ、表面を焼くことで浮かび上がる木目の美しさ、手触りの温かさ、華やかな蒔絵が特長。

  • 桐火鉢はろくろ挽きでつくられる。

1913年の創業以来、金沢の伝統工芸である桐工芸をつくり続ける工房「岩本清商店」。火鉢をはじめ、食器、壁掛けなど、伝統技法を大切にしつつも、現代の暮らしに馴染む商品を手がけています。そんな同店の定番商品「ちょこっとトレー」は、おやつの時間や晩酌、お客様のおもてなしに、さまざまなシーンを彩ってくれるアイテム。落ち着いた焼き肌が、料理や器の美しさを引き立ててくれます。

津田水引折型

  • #000は黒を表すカラーコード。5代目・津田六佑氏が多数の工芸作家とコラボして立ち上げた「#000 BLACK KOGEI」は、石川の伝統工芸の新たな可能性を広げる。

  • 水引の基本「あわじ結び」を組み合わせて作った「水引コースター」。山中漆器カップと合わせて。

  • 水引ブレスレット マグネット。男女ともに使える豊富なサイズを展開。

  • 水引チャーム カラビナフック。黒ベースの水引を花のモチーフに仕上げてフックチャームに。

  • 水引香袋 2mlアロマボトル付。フェルトボールに付属のアロマオイルを添加して香りを楽しめる。

  • 南部鉄器の鉄鈴の澄んだ音が特徴の「水引風鈴」

1917年創業の「加賀水引」発祥の老舗。伝統的な水引細工にとどまらず、アクセサリーブランド「knot」やご祝儀袋ブランド「wrap」などの新たな表現にも挑戦しています。中でも注目は、伝統工芸を黒で統一したライフスタイルブランド「#000 BLACK KOGEI」。柄や模様を極力そぎ落とし、フォルムの美しさや職人の技を際立たせます。加賀水引のほか、加賀てまり、山中漆器、能登上布、加賀獅子頭などラインナップが多彩です。

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  • 金箔ジュエリー Gold-Knot(ゴールド・ノット)
  • 加賀水引 津田水引折型

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