
工芸のまち・金沢で見つける逸品みやげ
加賀百万石の伝統と文化が受け継がれ、今なお美意識が息づく工芸のまち・金沢。伝統の技に現代的な感性を融合させた、日常にも取り入れやすい上質な工芸品に数多く出合えます。自分のための特別な一品として、旅の思い出に持ち帰りたい金沢の工芸みやげをご紹介します。
加賀てまり 毬屋
江戸時代に徳川家から前田家に嫁いだ珠姫が持参したことが始まりとされる「加賀てまり」。全国でも珍しい加賀てまりの専門店「毬屋」では、作家がひと針ひと針丁寧に、絹糸を重ねてつくり上げる伝統工芸の加賀てまりや加賀ゆびぬきを販売しています。色鮮やかな幾何学模様の美しさが魅力で、インテリア用としてはもちろん、アクセサリーとしても人気。同店では制作体験も行っています。
金箔ジュエリー Gold-Knot(ゴールド・ノット)
「伝統工芸を日常に身につける」をコンセプトに金沢で誕生した金箔ジュエリーブランド。絹糸の手編みレースと、伝統の金沢箔を掛け合わせたアクセサリーは、繊細な輝きと軽くて優しいつけ心地が魅力。最先端の伝統工芸として、ニューヨーク「アート&デザイン美術館」、ロサンゼルス「ゲティ美術館」、パリのギャラリーでも展示販売され、海外でも注目を浴びています。
目細八郎兵衛商店
創業440余年、縫い針と加賀毛針の製造・販売を行う老舗。現代感覚に合わせた縫い針やまち針を提案しており、とりわけ人気なのは、おでん、和菓子、加賀野菜、寿司など金沢の食をモチーフにした待ち針と針山のセットや、ハリネズミの裁縫セットなど愛らしさが満点の裁縫アイテム。加賀繍や加賀てまりなどの金沢の伝統工芸にも使われ、愛され続ける「めぼそ針」の魅力を今に伝えています。
岩本清商店
1913年の創業以来、金沢の伝統工芸である桐工芸をつくり続ける工房「岩本清商店」。火鉢をはじめ、食器、壁掛けなど、伝統技法を大切にしつつも、現代の暮らしに馴染む商品を手がけています。そんな同店の定番商品「ちょこっとトレー」は、おやつの時間や晩酌、お客様のおもてなしに、さまざまなシーンを彩ってくれるアイテム。落ち着いた焼き肌が、料理や器の美しさを引き立ててくれます。
津田水引折型
1917年創業の「加賀水引」発祥の老舗。伝統的な水引細工にとどまらず、アクセサリーブランド「knot」やご祝儀袋ブランド「wrap」などの新たな表現にも挑戦しています。中でも注目は、伝統工芸を黒で統一したライフスタイルブランド「#000 BLACK KOGEI」。柄や模様を極力そぎ落とし、フォルムの美しさや職人の技を際立たせます。加賀水引のほか、加賀てまり、山中漆器、能登上布、加賀獅子頭などラインナップが多彩です。
紹介したスポットをマップで見る
- 金箔ジュエリー Gold-Knot(ゴールド・ノット)
- 加賀水引 津田水引折型
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください。