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金沢で温泉旅館に泊まる! 和とおもてなしの心が感じられる旅をしよう

金沢旅行で昼間はまちなか観光を楽しみ、夜は静かな温泉旅館でおいしいものを食べて、ゆっくりしたいという方も多いでしょう。金沢市の郊外には湯涌温泉、金沢犀川温泉、深谷温泉という3つの名湯があります。

また、金沢から1時間ちょっとで行けるところには、人気の和倉温泉や加賀温泉郷もあり、金沢プラスもう1〜2カ所観光して、もちろん温泉も楽しみたいという方におすすめ。

いずれも魅力的で目移りしてしまう、それぞれの温泉の楽しみをお教えしましょう。

金沢の奥座敷。湯けむり情緒漂う「湯涌温泉」

  • 総湯 白鷺の湯

  • 総湯 白鷺の湯

  • のんびりできる白鷺の足湯

  • 白鷺の足湯

  • 白鷺の足湯の上にある眺めのいい東屋

  • アニメに登場してから写真を撮る人が増えた案内板

  • のどかな温泉街

  • 金沢湯涌夢二館

  • 氷室小屋に雪を詰める氷室の仕込み(1月)

  • 湯上がりに食べたくなる地元産のユズを使った「氷室氷菓」

緑豊かな山間に温泉街が続くここは、1300年以上の歴史がある名湯。加賀藩の歴代藩主も湯治に訪れ、大正時代には竹久夢二が永遠の恋人・彦乃と最高の3週間を過ごしたことでも有名。9軒の温泉旅館があり、海の幸、山の幸を生かした加賀料理をはじめ、料理自慢の宿が多いのが特徴。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。お湯の良さでも知られ、意匠を凝らした自慢の風呂をもつ宿も多いです。

温泉街には夢二と彦乃の滞在中の作品などを展示する「金沢湯涌夢二館」や温泉共同浴場の「総湯白鷺の湯」、江戸時代の民家などを中心に展示公開する「金沢湯涌江戸村」をはじめ、夢二が歩いた散策道や風光明媚な玉泉湖、見晴らしのいい足湯などもあって、湯けむり情緒を満喫しながらのんびりできます。

<バス:JR金沢駅から約50分>

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アニメで盛り上がる湯涌温泉

テレビアニメ『花咲くいろは』の舞台、湯乃鷺温泉(ゆのさぎおんせん)のモデルとなった湯涌温泉。温泉街のそこかしこにアニメに登場する場所があって、今も聖地巡礼で訪れる人が多いです。観光案内所には登場人物のパネルなどを展示する「湯涌温泉いろは館」もあります。アニメに描かれた架空の神事は、「湯涌ぼんぼり祭り」として、毎年開催されるようになり、ファンのみならず、多くの人が訪れるようになりました。

川のほとりに格調高い旅館が建つ「金沢犀川温泉」

  • 格調高い滝亭の門構え

  • 自然と一体化できる露天風呂

金沢を流れる犀川の上流、郷愁を誘う田園風景の中に「滝亭」があります。宿は心やすらぐ滝の音や犀川のせせらぎに包まれ、庭園や滝をのんびり眺めながらゆっくりできます。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の湯は、肌がツルツルになり、野趣あふれる露天岩風呂や木の香漂う大浴場があります。地元では料理自慢の宿としてもよく知られています。

<バス:JR金沢駅から約30分>

郷愁を誘う佇まいの老舗旅館が建つ「深谷温泉」

  • のどかな里山風景に包まれた風呂

  • 大正時代に造られた総檜造りの能舞台がある

金沢郊外の丘陵地帯の中、里帰りしたような気分にさせてくれる、そんな佇まいが人気の「元湯石屋」がある温泉。江戸時代より続く老舗旅館で、館内には加賀藩ゆかりの美術品や文化財などが多数展示されていて、まるで美術館みたい。敷地内には大正時代に作られた総檜造りの能舞台があります。天然の保湿成分を多く含んだ琥珀色のお湯(ナトリウム-炭酸水素塩泉)は、「美人の湯」とも言われます。素材の良さを際立たせるシンプルさにこだわった料理が評判。

<バス:JR金沢駅から約40分>

海沿いに高級旅館が建ち並ぶ「和倉温泉」

  • 和倉温泉・湯っ足りパーク(妻恋舟の湯)

  • 和倉温泉には卵を持ち込めば温泉たまごが作れるスポットも

  • 和倉温泉総湯(写真提供:石川県観光連盟)

  • もともとは海の中から湧いていた和倉温泉(写真提供:石川県観光連盟)

  • 和倉温泉の青林寺はインスタ映えで人気

  • 輪島温泉 足湯「湯楽里(ゆらり)」

能登半島の中央部、対岸に能登島を望む七尾湾沿いに、大型旅館が建ち並ぶ「和倉温泉」。鮮度抜群な里山里海の幸を生かして一流の料理人が腕を振るう料理をはじめ、客室や風呂からの七尾湾の眺め、きめ細やかなおもてなしが自慢の宿が多いです。開湯1200年という長い歴史があり、ナトリウム・カルシウム─塩化物泉のお湯は、殺菌効果や保温効果が高く、古くから湯治の湯として知られてきました。温泉街にはおいしい温泉たまごが作れるスポットや足湯もあります。<特急電車:JR金沢駅から約1時間>

さらに、能登半島探訪をするなら、輪島朝市観光に最適の輪島温泉や、肌がツルツルになるねぶた温泉などがある「輪島温泉郷」もおすすめ。<バス:JR金沢駅から約2時間20分>

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観光列車「花嫁のれん」で行く和倉温泉

花嫁のれんとは、加賀藩領に伝わる、特別なのれんをくぐる婚礼の風習のこと。その名前を冠する、金沢駅と和倉温泉駅を結ぶこの観光列車は、加賀友禅や輪島塗をイメージした外観と、北陸の伝統工芸の図案をモチーフにした車内が特徴。和装のアテンダントがもてなす、優雅な列車の旅を堪能できます。さらに予約すれば、のどかな車窓を眺めながら、石川ならではのおいしい食事を楽しむことも。週末を中心に12往復運転(全席指定席)。

4つの趣が違う温泉地があって、ハシゴ湯も楽しめる「加賀温泉郷」

  • 片山津温泉総湯(写真提供:石川県観光連盟)

  • 片山津温泉では8月中は連日花火が上がる

  • 片山津温泉近くの田んぼには冬、白鳥が越冬にやってくる

  • 山中温泉総湯 菊の湯

  • 山中温泉・鶴仙渓の名物「川床」(写真提供:石川県観光連盟)

  • 2019年に新しく架け変えられた山中温泉の名所・こおろぎ橋(写真提供:石川県観光連盟)

  • 山中温泉の鶴仙渓にかかるあやとりはし

  • あやとりはしは夜間ライトアップされる

  • 鶴仙渓は石川県を代表する紅葉の名所

  • 1300年以上の歴史を誇る粟津温泉の老舗旅館「法師」(写真提供:石川県観光連盟)

片山津温泉、山代温泉、山中温泉(以上、加賀市)、粟津温泉(小松市)の4つの温泉を加賀温泉郷と呼びます(「加賀四湯」とも呼ぶ)。各温泉とも温泉街があり、渓流沿いや潟に面するものなどそれぞれ趣が違います。山代、山中、粟津の3つは約1300年もの歴史があり、松尾芭蕉や北大路魯山人など、多くの偉人が訪れました。JR加賀温泉駅を起点に加賀温泉郷の見どころを回る巡回バス「キャン・バス」を利用すれば、4つの温泉をめぐることができ、温泉ハシゴはもちろん、各温泉の自慢のスイーツ食べ歩きやカフェめぐり、さまざまな創作体験なども楽しみ。
<特急電車:JR金沢駅から約25分で加賀温泉駅>
取材・文/若井 憲

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石川県でよく聞く、「総湯」ってご存知ですか?

温泉共同浴場のことを指し、湯涌、和倉、片山津、山代、山中、粟津の各温泉にも総湯があります。基本的には地元向けですが、観光客も大歓迎。中には著名な建築家が設計した片山津温泉総湯や明治時代の総湯を復元した山代温泉古総湯(写真)など、総湯自体が観光名所になっているところもあります。ちなみに、総湯は辞書にも出ている言葉なのですが、全国的にはなじみがなく、「総湯ってなんですか?」と質問されることもしばしば。なんでこの地方だけで使われているのか? 不思議ですね。

紹介したスポットをマップで見る

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  • 金沢の奥座敷。湯けむり情緒漂う「湯涌温泉」
  • 川のほとりに格調高い旅館が建つ「金沢犀川温泉」
  • 郷愁を誘う佇まいの老舗旅館が建つ「深谷温泉」

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