旅して整う! 金沢の発酵ランチ&スイーツ
古くから豊かな発酵文化が受け継がれてきた金沢。味噌や醤油、かぶら寿し、日本酒といった伝統的な調味料や食品だけでなく、スイーツやランチ、体験など、発酵食の楽しみ方の幅が広がっています。ビタミンB群、アミノ酸など、発酵食の栄養素は腸内環境を整え、美肌、代謝アップ、疲労回復に働きかける、まさに「食べる美容」です。今回は、発酵をテーマにした体験型スポットをはじめ、金沢ならではの「心身ともに美しくなれる発酵食」をご紹介。体にやさしいだけでなく、見た目も楽しく味わい深い「発酵のプロ」が手がけるランチや軽食、ジェラート、甘味まで、味わうほどに美しく健康に近づけるグルメをピックアップしました。
発酵を五感で体験「ヤマト・糀パーク」
発酵のまち・大野で発酵食文化を広めるために「ヤマト醤油味噌」が誕生させた「ヤマト・糀パーク」。糀蔵の見学や糀手湯体験ができるガイド付きツアーをはじめ、みそぼーる作り体験、発酵食の料理教室など、多彩なプログラムが用意されています。糀をふんだんに使ったランチをいただける「発酵美人食堂」、自家醸造のどぶろくやバーガーを味わえる「金沢天晴 山藤濁酒研究所」、米糀を使ったチーズケーキが人気の「こめトはな」など、個性豊かな発酵グルメも充実。発酵の魅力を「見て・食べて・感じる」ことができる体験型スポットです。写真提供/株式会社ヤマト醤油味噌
四十萬谷本舗 弥生本店
代表商品「かぶら寿し」や味噌漬けなどの発酵食品を製造・販売する老舗。本店の一角にカフェスペースが設けられ、自家製の甘酒やおにぎりなどの軽食を提供しています。店舗奥の和室では、庭を眺めながら発酵食を楽しめます。完全予約制の「発酵食ランチ」は能登産コシヒカリと自慢の発酵食を使った小皿が並び、食後には梅干し、味噌、漬物などを組み合わせたジェラートも。伝統の食文化を伝承したいとの思いから、かぶら寿しなどの漬け込み体験も行っています。
金沢おみそしる倶楽部
ひがし茶屋街の奥に、2025年5月に開店した一軒。庭を望める落ち着いた町家でお味噌汁が主役の和定食を楽しめます。味噌は発酵を止めずにつくる「生味噌」にこだわり、具材は地元農家からの野菜や日本海の魚など、石川の旬の食材をたっぷりと味わえるよう、週替わり。具沢山でボリューミーな「ぐだく」と、出汁のおいしさをシンプルに味わえる「だし」の2種類から選べます。早朝からオープンしているので、旅の一日のスタートにエネルギーチャージしては。
Cafe 甘(かん)
和菓子の老舗「越山甘清堂」が手がけるカフェ。本社併設の「HAKKO de AZUKI」が開発した発酵あんを使った「発酵あんクリームあんみつ」や「発酵ぜんざい」などの和スイーツをいただけます。発酵あんは、小豆とインゲン豆を米麹で発酵させた小豆麹を用いることで、通常あんより砂糖を控え、旨みと栄養素がアップするのだそう。パフェなどの他のスイーツメニューのあんも発酵あんに変更することができます。
SAKE食堂 by 農口尚彦研究所
「酒造りの神様」と称される杜氏・農口尚彦氏が造るお酒が気軽に味わえる、立ち飲みスタイルの日本酒バル。お酒のお供にぴったりな同店の食事メニューは、2025年秋からミシュラン2つ星を獲得した芦屋の名店「京料理たか木」の高木一雄シェフが監修しており、石川らしさと酒蔵らしさを融合させた逸品が揃います。糀漬けや粕汁が付く定食や、農口尚彦研究所の酒粕を用いた風味豊かなジェラートもイチオシです。