【金沢駅から21世紀美術館まで歩く】まちなかアートめぐりコース
- 所要時間:
- 約1時間
- 移動手段:
- 徒歩のみで移動可能
金沢駅から金沢21世紀美術館まで、実は歩いていけるのをご存じですか?
ついついバスに乗りがちですが、まちなかにあるすてきな(不思議な?)アート作品を見ながら歩いてみると、思ったよりあっという間に美術館まで行けるんです。
今回ご紹介した作品以外にも、金沢のまちなかにはアート作品がたくさんありますので、ぜひ見つけてみてください!
金沢駅(鼓門・もてなしドーム)
“おもてなし”の心から生まれた金沢の玄関口

金沢駅の兼六園口にあるもてなしドーム。金沢は雨や雪が多いため『駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心』をコンセプトに誕生。金沢を訪れた人を幾何学模様のガラスの天井がやさしく迎えてくれます。フォトスポットとして人気なのが荘厳な印象の鼓門(つづみもん)。金沢で盛んな伝統芸能の能楽で使われる鼓をイメージしています。高さが13.7mあり2本の太い柱に支えられた門構えは圧巻です。金沢を訪れた多くの観光客がまずここで記念写真を撮影しています。金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されています。
日没から0:00までは、鼓門ライトアップを行っています。
ライトアップ時間中は、正時(毎時00分)ごとに2分間加賀五彩(えんじ、藍、草、黄土、古代紫)をイメージした光で曜日ごとに異なる色でライトアップされます。(月:えんじ、火:藍、水:草、木:黄土、金:古代紫)土・日・祝日は5色それぞれで2分間ずつ彩られますので、夜の金沢観光の際にぜひお立ち寄りください!
やかん体、転倒する。
作者:三枝一将 制作年:2006年

金沢駅東口から金沢フォーラスに向かって進んでいくと、大きなやかんに出会います。
やかんの周りで、ちょっと座って休憩している人も多く、なかなか不思議な光景です。
「やかん体、転倒する。」というユニークな作品名のとおり、絶妙に土に埋まったやかんは、ちゃんとフタもあるので、見逃さないように要チェック。
CORPUS MINOR#1(コーパスマイナー)
作者:J.K. ヴィルックネン 制作年:2005年

金沢駅東口から、まずは近江町市場の方向に歩いていきましょう。
しばらく行くと、横断歩道の向いに、鉄の大きな球体が見えてきます。
これは2種類の鉄のピースが48個組み合わさってできている作品。近くで見ると、その大きさに圧倒されます。
月日が経つごとに、鉄のさびの風合いが変わっていくのを見て、作品がまちとともに生きているのを感じます。
The Sundial(ザ・サンダイアル)
作者:B. ストゥージク 制作年:2004年

さらに、近江町市場の方へ歩いていくと、空の方向に白くとがった彫刻が目に入ります。
タイトルの"sundial"とは「日時計」のこと。それを知って見てみると、確かにそんな気がしてきます。
時計の目盛はありませんが、太陽の動きにあわせて変化する影を見て、過ぎていく時間に思いを馳せるのもいいですね。
FÙGA(フウガ、風雅)
作者:阿部 守 制作年:2005年

歩道の左脇にある小さな緑地(安江町緑地)に現れる、黒くて丸い3つの彫刻が次の作品の「FÙGA」です。
風景に溶け込んでいるので、見逃さないように注意です。
実際に見ると、写真で見るよりも迫力があります。
「フウガ」という言葉の響きから、「風雅」や音楽用語の「フーガ」など、いろいろとイメージが膨らみますね。
ほっと一息、作品に座って休憩していくのもOKです。
Breakfast(ブレックファスト)
作者:岡村光哲 制作年:2007年

近江町市場が見えた!と思ったら、すぐに横断歩道を渡りません。
そのまま道なりに進み、角を曲がったところに、バターナイフが何かに挟まれているような彫刻が見えてきます。
タイトルが「Breakfast」ということは、バターナイフとトーストで正解なのか?でもバターナイフがパンに挟まれることってあるのだろうか?
何に見えるのか人それぞれ、正解がないのがアートのいいところです。
犬像
作者:麻生秀徳 制作年:1983年

武蔵交差点を渡り、百万石通りを南町・香林坊方面に歩いていきます。
金沢中央観光案内所の角を右へ曲がると、金沢市文化ホールがあります。
文化ホール自体も素敵な建築なのですが、ここで注目したいのはカフェの前にある小さな像。
なかなか愛嬌のある表情の動物がお出迎えしてくれます。
これは犬なのか、犬に見えなくはないが...無理やり犬に見なくてもいいかもしれません。
まほらま
作者:麻生秀徳 制作年:1982年

先ほどの「犬像」から水路に沿って少し進むと、また石像に出会います。
何かが天を仰いでいるようにも見えますが、どうなのでしょうか。
「まほらま」という言葉のように、なかなかつかみどころがありません。
見る角度によって印象が変わるので、パッと見るだけでなく、お気に入りの姿を見つけてみてください。
まちしるべ
作者:大森達郎 制作年:1986年

文化ホールから再び百万石通りに戻り、香林坊大和を通り過ぎたところにある香林坊交差点まで進みます。
交差点の角にある、金沢市中心部が立体的に表現された彫刻「まちしるべ」は、一度見始めるといろいろな場所が気になるので、気づいたら時間が経っていたという人もいるのではないでしょうか。
金沢が意外と高低差のある場所だということがわかりますね。
思わず「今いるのはここ!」と指をさしたくなるのはみんな同じようで、現在地だけ色が変わっています。
走れ!
作者:郡 順治 制作年:2004年

「まちしるべ」のすぐ南向いを見ると、今にも駆けだしそうな、力強い足が印象的な「走れ!」が目に入ります。
緑地の上にダイナミックな足の動き、非現実感がおもしろい風景です。
見つけたら、なんだか人に教えたくなる造形なのか、写真を撮ってSNSに投稿している人も多いようです。
この角を東に歩いていくと、もう金沢21世紀美術館に到着です。
金沢21世紀美術館
現代アートを見て、触れて、感じる!まちに開かれた美術館

金沢市の中心部に位置する「金沢21世紀美術館」は、国内外の現代アート作品を収蔵・展示する、金沢観光で最も人気の高いスポットの一つです。
プリツカー賞など数々の賞を受賞したSANAAによる、美術館の建築自体が、金沢を代表する現代アート作品の一つとなっています。
建築のコンセプトは「まちに開かれた公園のような美術館」
正面と裏側がない円形のデザインと、外壁のガラス張りが特徴で、館内と屋外の区別を感じさせない開放的な空間が広がります。誰もが気軽に立ち寄り、アートと触れ合える「新しい形の美術館」として、国内外から注目を集めています。
【必見】人気作品《スイミング・プール》
金沢21世紀美術館の代名詞ともいえるのが、レアンドロ・エルリッヒ作の恒久展示作品《スイミング・プール》です。
地上から見ると、プールの水底に人がいるように見え、地下部はプールの水中に入り込んだような不思議な感覚を体感できます。
地上部は無料の交流ゾーンで、地下部は有料になります。
スイミング・プール地下部の予約方法:
来館当日の午前9:00から、美術館の専用サイトまたは館内発券機で「順番待ち予約」が必要です。
(※事前予約は不可)
注意点: 人気作品のため、特に土日祝日は混雑する可能性があります。
予約方法やチケット料金は美術館のホームページをご確認ください。
無料で楽しめる!屋外・交流ゾーンの恒久展示作品
金沢21世紀美術館の魅力は、展覧会ゾーン以外でもアートを楽しめる無料の「交流ゾーン」が充実している点です。
無料の恒久展示:
《タレルの部屋(ブルー・プラネット・スカイ)》(ジェームズ・タレル)
《アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3》(フローリアン・クラール)
ユニークなデザインの椅子「ラビットチェア」など
屋外には芝生が広がり、子供から大人まで五感でアートを楽しめる作品が多数点在。
金沢観光の合間に、休憩がてら気軽に立ち寄ってみてください。
アクセス:兼六園・金沢城公園から至近
金沢21世紀美術館は、兼六園や金沢城公園から徒歩数分という好立地です。
バス: 金沢駅より路線バスで約10~15分「広坂・21世紀美術館」下車すぐ
タクシー:金沢駅より約10分
駐車場:319台 はじめの30分無料。以降30分ごとに150円
おすすめの周辺観光: 国立工芸館、石川県立美術館、鈴木大拙館 KAMUkanazawa
金沢21世紀美術館の楽しみ方ガイドはこちら
金沢21世紀美術館内のカフェレストランについてはこちら
- 住所
- 金沢市広坂1-2-1
- 電話番号
- 076-220-2800
- 営業時間
- 交流ゾーン:9:00~22:00
展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) - 定休日
- 交流ゾーン:年末年始
展覧会ゾーン:月曜日(月曜が休日の場合は、その翌平日)、年末年始