
徒歩でOK!金沢の中心地でアートと自然を満喫できるコース
- 移動手段:
- 徒歩のみで移動可能
人気スポット兼六園、金沢21世紀美術館を押さえながら、自然も感じられるとっておきのモデルコースをご紹介します。
街の中心部に観光スポットがぎゅっとまとまっていて巡りやすいのも金沢の魅力の1つ。特に美術館や博物館をはじめとした見どころが兼六園の周辺に多く集まっています。また、このエリアは中心部でありながら緑が多く自然を感じられることから、金沢の地元民でもちょっとしたお散歩に利用する人も多いです。
アートと自然を一緒に、しかも徒歩で巡ることができるこのモデルコースを是非参考にしてみてください!
兼六園
何度訪れても美しい、日本三大庭園の1つ

季節や時間を変えて訪れると、いつも違った顔を見せてくれる兼六園。
初めて金沢を訪れる方はもちろん、何度も金沢にお越しになられている方にもぜひ訪れていただきたい金沢を代表するスポットの1つです。
定番の写真スポット「徽軫灯籠 (ことじとうろう)」や冬の風物詩「雪吊り」以外の知る人ぞ知る見どころとして、以下もおすすめです。
梅林:例年3月末にかけて約20種、200本の梅が咲き誇ります。桜の開花の前に訪れても可愛らしい梅の花が来園者の心を彩ってくれます。
山崎山:小立野口の近くにある人口の小山で、秋になると紅葉が美しいことから別名「紅葉山」と呼ばれています。苔も美しく秋以外もおすすめです。
金城霊澤(きんじょうれいたく):「金沢」の由来になったと言われる場所。金運アップのパワースポットとしても人気です。
兼六園から行く場合は「随身坂口」から出るのがおすすめ
国立工芸館
レトロな雰囲気の洋風建築はインテリアも写真映え抜群

2020年に東京の北の丸公園から金沢に移転した、近現代の工芸とデザイン作品を専門に扱う、日本で唯一の美術館。
陶磁、ガラス、漆工、木工、竹工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィック・デザインなど各分野の様々な作品を収蔵。建物は国登録有形文化財の旧陸軍施設を移築・復元したレトロでおしゃれな雰囲気の明治後期洋風建築。外観はもちろん建物の内部の写真映えも抜群で見どころ満載です。
石川県内唯一、ポケモンの絵が描かれたマンホール蓋「ポケふた」があるのもこの国立工芸館の敷地内です。
美術の小径
金沢市民にもファンが多い緑溢れる散策路

国立工芸館の隣、石川県立美術館の裏手にある、金沢市立中村記念美術館方面へと下る散策路。
金沢市立中村記念美術館や鈴木大拙館に行く近道にもなります。
散策路の周辺は緑豊かであることに加え、階段のすぐ横を兼六園から流れる辰巳用水が滝のようになっており、周りに響く水の音も相まってとてもリラックスできるので金沢市民にもファンが多い場所。
階段が少し急なので降りる時、特に雨の日や雨上がりで地面が湿っているときは足元に注意が必要ですが、ぜひおすすめしたいスポットです。
金沢市立中村記念美術館
茶道美術の名品を収蔵する美術館

茶道美術の名品をはじめ江戸時代の絵画、古九谷、加賀蒔絵、加賀象嵌など、約1000点を所蔵する金沢の茶道文化と伝統工芸を紹介する美術館。茶道人口が日本トップクラスで、今も茶道を嗜む人が多い石川県らしい美術館と言えます。
鈴木大拙館
建築自体もアートのような空間で自らを思索する

金沢が生んだ世界的な仏教哲学者で、世界に「禅」を広めた人物としても名高い鈴木大拙氏の考えや足跡に触れることのできる施設。
来館者自らが思索する場となることを目的に開設された館内は3つの空間と3つの庭によって構成。金沢市の中心地にいることを忘れるくらい深い静寂に包まれた空間です。
金沢市出身の国際的な建築家・谷口吉生氏が設計した建物は極めてシンプルながら重厚で、自らが思索する場という目的にふさわしい雰囲気があります。
大きなクスノキの古木や館内の散策路も見どころです。
金沢21世紀美術館(※2027年5月~2028年3月休館予定)
現代アートに気軽に触れられる金沢を代表する美術館

「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトに開業した現代美術館。
どこからでも来られるように入り口が4つあり、壁がガラスでできていることから光がたくさん入る明るい雰囲気です。館内には有料ゾーンと無料ゾーンがあり、無料ゾーンおよび建物の外にも様々なアートが展示されており訪れる人の目と心を楽しませてくれます。
恒常展示の中でも高い人気を誇るレアンドロ・エルリッヒの作品「スイミング・プール」は 当日順番待ち受付が必要ですのでご注意ください。
予約方法など詳細はリンク先をご覧ください。
KAMU kanazawa
私設の現代アート美術館

金沢の中心地に複数の展示拠点があり、金沢の街を歩きながら様々な現代アートに触れられる私設の美術館。
金沢21世紀美術館から一番近い「KAMU Center」にあるレアンドロ・エルリッヒの作品《INFINITE STAIRCASE》は写真撮影可能な人気の作品で多くのメディアでも取り上げられています。