金沢の魅力を育んだ茶道文化 ~茶道と金沢~

金沢は、加賀藩主・前田家が代々茶道を重んじ、大切に守り続けてきた歴史をもち、その伝統は今も息づいています。

現在も市内には数多くの茶室が点在し、和菓子の消費量や茶道人口が全国トップクラスであるなど、その伝統は日常生活の中に深く息づいています。


また、茶の湯(茶道)は工芸と密接に結びついています。茶道具、建築、庭園、そしてお菓子。茶道の精神を反映した美しい工芸品が生まれ、それを使うことでまた技術が磨かれる。この相互作用が、金沢ならではの「用の美」を創り上げています。


メイン画像提供:©石川県観光連盟

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茶道・茶の湯の歴史(日本)

  • 千利休 写真提供:堺市博物館

  • 前田利家座像図(金沢市立玉川図書館蔵)

  • 茶道(イメージ)(石川県観光連盟提供)

  • 抹茶イメージ

<茶の湯 in 日本>

まずは、茶道文化が加賀藩で栄えるまでの歴史を簡単に見ていきましょう。


茶の湯の起源 ~中国から日本へ~

抹茶は9世紀に中国から日本に伝わり、最初は薬として飲まれていたと言われています。13世紀には、臨済宗(禅宗)を開いた栄西禅師が宋から茶の種を持ち帰り、抹茶の製法や特徴を記した「喫茶養生記」を著して、禅寺で茶を飲む習慣を広めました。

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京都から全国への広がり

栄西の影響を受けた明恵上人は京都・栂ノ尾(とがのお)で茶の栽培を始め、やがて宇治や愛知、伊勢などに広がりました。次第に武士にも好まれるようになり、茶の産地名を競い合う「闘茶」が流行しました。室町時代には、中国から輸入された茶器「唐物」 を尊重する美意識が生まれ、茶の湯の文化が徐々に発展していきました。

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「わび茶」の始まり

奈良の村田珠光は、一休宗純などとの交流で禅の影響を受け、質素さや不完全な美を重んじる「わび茶」を創始しました。珠光の思想は堺の茶人・武野紹鴎(じょうおう)に受け継がれ、豪華さを排しシンプルで簡素な美を重んじる「草庵の茶」が発展し、千利休へと繋がります。

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千利休と「茶の湯」の完成

茶の湯は、千利休によって完成され、庶民の間にも広まりを見せました。 6古窯(※)をはじめ、日本各地で茶道具が作られ、茶の湯文化が根付いていきました。 利休の茶の湯は、織田信長や豊臣秀吉に愛され、前田利家をはじめとする全国の諸大名に広まりました。


6古窯とは:瀬戸、越前、常滑、信楽、丹波、備前の6つの窯のことを指します。これらは日本古来の陶磁器窯の中でも、特に中世から現在まで生産が続いている代表的な窯であり、茶道具の制作においても重要な役割を果たしました。

茶の湯・茶道の歴史(金沢)

  • 七尾市 本行寺(円山梅雪ゆかりの地)

  • 金沢城内 御細工所(金沢市立玉川図書館近世史料館蔵)

  • 宮崎寒雉(11代) 塩屋釜

  • 飴釉色の大樋焼(イメージ)(石川県観光連盟提供)

  • 中村 梅山<色絵 南蛮船之絵>

  • 金沢卯辰山工芸工房

  • 中川 周士<木桶の茶室>(KOGEI Art Fair Kanazawa 2024より)

  • 板橋 茉里<茶碗 蒼空>(KOGEI Art Fair Kanazawa 2024より)

  • 現代工芸と茶懐石の器展(2024年国立工芸館にて開催)

<茶の湯 in 加賀>~なぜ金沢は「茶の湯のまち」になったのか? ~

金沢の茶道文化は、歴代藩主の手厚い庇護のもとで発展し、今も市民の暮らしに深く息づいています。 金沢を訪れると、茶道と工芸が密接に結びつき、独自の美意識を形作っていることを実感できるでしょう。 

 

前田利家以前 

ルーツの一つは、能登で栄えた畠山氏の文化にあります。特に、茶人・円山梅雪を招いたことで、京の洗練された文化とともに茶道が根付き、1581年に能登一国を与えられた前田利家も、茶の湯への関心を深めていきました。

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初代・前田利家 :加賀百万石の基礎を築く

1583年、前田利家が金沢に入城。北野大茶会や朝鮮出兵に際しても茶会に参加したり主催するなど、茶の湯への理解を深めました。若い頃は「かぶき者」として知られた利家でしたが、後年は、茶や能を愛でる文化人として加賀藩の礎を築きました。利家の茶の師は、千利休や織田有楽斎といわれています。

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3代・前田利常 :加賀文化の生みの親

利常は大名茶人として小堀遠州を迎え、宗和流の創始者・金森宗和の嫡子や、裏千家の祖・千仙叟宗室を招聘しました。宗室は京都と金沢の間を往復し、5代藩主・前田綱紀の代まで加賀藩に仕えています。

さらに利常は、金沢城内で武具の修理などを行っていた機関を大名調度・美術工芸の製作機関「御細工所(おさいくしょ)」へと転換しました。京や江戸から一流の名工を招聘したことで、金沢は京都・江戸に並ぶ一大工芸都市へと飛躍しました。

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5代・前田綱紀 :加賀文化の成熟期

1666年、千仙叟宗室に伴われ、樂家四代・一入の弟子である土師長左衛門が金沢へ来住。長左衛門は、大樋村に土地を賜り「大樋焼」を創始しました。さらに、釜師・宮崎寒雉(かんち)も藩の重用を受け、藩の手厚い支援のもと、名だたる茶道具が次々と生み出され、金沢の茶道文化は黄金期を迎えました。

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明治以降 : 守り抜かれた茶道の灯

明治維新により藩の庇護を失い、茶道は一時衰退の危機に直面します。しかし、裏千家11代玄々斎や表千家11代碌々斎が金沢を訪れ、金沢の茶人たちと交流。特に、玄々斎は1875年10月から約90日間門人の湯川一井庵方に逗留し、直接伝授を行うことで文化の再興を支えました。また、この時期武家社会の終焉に伴い、旧大名家から流出した茶道具や美術品を金沢の数寄者たちが買い支え、井上馨や高橋箒庵、高橋是清など当時を代表する数寄者たちを招いて鑑賞会を開くなど、茶道の灯は脈々と受け継がれていきました。

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現代 : 進化・深化する茶道文化

今日、金沢は日本有数の茶道文化の中心地として知られています。金沢市は、茶道教室の数が日本一(経済センサス「基礎調査」2014)、和菓子の消費額が日本一(総務省「家計調査」2023)を記録する他、石川県は人間国宝認定数「工芸技術部門」全国第1位を誇ります。

金沢漆器、輪島塗、九谷焼や友禅染めといった伝統産業に加え、金沢美術工芸大学や卯辰山工芸工房などの教育・研修機関が充実しているも特徴です。全国から集まる若きアーティストたちが互いに刺激し合うことで、金沢の工芸技術は今なお高いレベルで更新され続けています。 


また、金沢市や石川県といった行政も、茶道文化を奨励するために積極的な支援を行っています。「金沢・茶道こども塾」や年間を通じた市民茶会の開催など、次世代への継承と普及活動も盛んです。歴史を重んじつつ、未来へと茶道の魅力を繋ぐ取り組みが街を挙げて続けられています。 


金沢における茶道文化の影響は、日常生活を豊かにするだけでなく、工芸や美術の発展を支える大きな力となっています。 ぜひ金沢で茶道や工芸に触れ、その豊かな歴史と文化を楽しんでください。茶の湯のひとときを通じて、金沢の魅力をより深く感じられるはずです。 

Column

実は金沢にも縁があった! 本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)

本阿弥光悦といえば、琳派や京都の鷹が峯にある光悦村など、京都との深い関わりがよく知られていますが、実は金沢とも縁があることをご存知でしょうか?


本阿弥家は、刀剣の鑑定・研磨を家業としており、光悦の父である光二は、加賀藩より扶持200石を受けていました。光悦自身は、家業にとどまらず、書や陶芸、漆芸、能楽、茶の湯といった多岐にわたる芸術活動を行い、数寄者として歴史にその名を残しています。光悦が京都の鷹ケ峯に芸術村を開いた際は、加賀藩3代藩主・前田利常から財政的援助を受けていました

光悦は、京都から洗練された文化を加賀に持ち込んだ人物として、藩主利常やその重臣たちとも親交を深めました。金沢は、こうした京都の文化が根付く重要な地として、光悦の影響を受けた場所でもあるのです。

茶の湯の美を求め、金沢を巡る

  • 大樋ギャラリー

  • 大樋ギャラリー内「年々庵」

  • 大樋焼美術館

  • 金沢市中村記念美術館 喫茶室

  • 金沢市中村記念館前 緑の小径へ

  • 月心寺

  • 西田家庭園

  • 西田家庭園

  • 山宇庵(21世紀美術館敷地内)

  • 成巽閣

金沢には、茶道の歴史と美を感じられる場所が数多くあります。ここでは、金沢で訪れるべき茶道に関連するスポットをご紹介します。


千仙叟宗室居士邸地跡

裏千家の祖であり、千利休の曾孫にあたる千仙叟宗室の屋敷跡です。宗室は1652年、加賀藩3代藩主・前田利常にに招かれ茶道奉行に就任。 当初は利常の拠点・小松城内に居を構えていましたが、利常の死後、現在の地に屋敷を与えられました。宗室はここに利休の茶室「今日庵」を模した「臘月庵(ろうげつあん)」を築きました。現在は、千玄室大宗匠揮毫の「好古庵」や、前田家との深い縁を示す「松雲関」などが残っています(見学不可)。

場所:大手町9-5

メモ:外観のみ見学可


月心寺  

裏千家・千仙叟宗室と、大樋焼の始祖 ・土師長左衛門(後の大樋長左衛門代々)が共に眠る、金沢の茶道史を語る上で欠かせない寺院です。 宗室の命日にあたる毎月23日には月釜が催されます 。「直心庵」や「暁雲亭」「指月軒」などの歴史ある茶室を有し(見学不可)、寺が位置する卯辰山麓の一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。美しい自然に囲まれた静寂の中で、茶の湯の歴史に思いを馳せることができます。 

場所:山の上町1-43

メモ:拝観は要予約


大樋美術館 

金沢の茶道文化を語る上で欠かせない場所です。大樋家の歴史は、5代藩主・前田綱紀が千仙叟宗室を茶堂として迎え、宗室が樂焼4代一入(いちにゅう)の弟子である土師長左衛門を伴ってきたことに始まります。長左衛門は後に大樋焼の始祖となり、金沢の茶道文化を支える存在となりました。ろくろを使わず手で成形し、飴釉(あめゆう)を施す独自の技法が初代から現代まで展示されています。 

建築家・隈研吾氏が手掛けたギャラリーでは、歴代長左衛門の茶碗でお抹茶を味わう贅沢な体験も可能です。江戸時代の情緒を残す屋敷は金沢指定保存建造物であり、庭園に佇む樹齢約600年の「折鶴の松」も見事です。 

場所:橋場町2-17 

メモ:ミシュラングリーンガイド1つ星認定。


金沢市立中村記念美術館 

金沢で酒造業を営んでいた中村栄俊氏が収集した茶道具コレクションを公開する美術館です。「美術品は一個人のものではなく国民の宝である」という中村氏の信念のもと寄贈された品々は、重要文化財を含む名品揃い。館内の喫茶室では、好みの茶器を選んで、抹茶と和菓子を楽しめるのも魅力です。 

美術館は「本多の森」の緑に囲まれており、「みどりの小径」や「美術の小径」といった散策路を通じて、鈴木大拙記念館や石川県立美術館、国立工芸館とも繋がっています。

場所:本多町3-2-29

メモ: 四季折々の自然を楽しみながら、金沢の文化を巡る散策ルートの拠点としても最適です。 


松涛庵(しょうとうあん)

江戸・鎌倉と各地の前田家別邸を渡り歩いてきた、歴史を物語る茶室です。 12代藩主・斉泰(なりやす)が江戸根岸に建てた居室を、鎌倉の別邸(現「鎌倉文学館」)に移築し、後に16代当主・前田利為(としなり)が数奇屋風の茶室として整備し「松涛庵」と名付けました。

その後、金沢の料亭(旧ごり屋)に移築され、現在は、金沢21世紀美術館の敷地内でその優美な姿を公開しています。 

隣接する茶室「山宇亭」は、富山県高岡市にあったものを1951年に移築したもので、腰掛待合には珍しい「砂雪隠」を備えた貴重な遺構です。 

場所:広坂1-2-1(金沢 21世紀美術館敷地内)

メモ:「松涛庵」と「山宇亭」は無料でご覧いただけます


西田家庭園・玉泉園 

兼六園より120年も早く築かれた、金沢最古級の庭園です。裏千家仙叟宗室の指導の指導による金沢最古の茶室「灑雪亭(さいせつてい)」が現存しています。

高低差を活かした「玉澗(ぎょくかん)様式」の回遊式庭園で、キリシタン灯籠や名石を配した露地など見どころが豊富です。

「玉泉園」は加賀藩の上級武士・脇田直賢によって造られましたが、明治時代に屋敷と庭園が西田家に渡り、現在は「西田家庭園」として親しまれています。茶室「灑雪亭 (さいせつてい)」では、お抹茶と和菓子を楽しむことができます。

場所:小将町8-3

メモ: 冬季は休園。庭園は県指定名勝に指定されている。レストラン「玉泉邸」では、名勝庭園を眺めながら優雅にお食事を楽しむことができます。


成巽閣・「清香軒」

加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・真龍院のために建てた格式高い奥方御殿で、国の重要文化財として登録されています。大名書院造りと数奇屋風が融合した建築が特徴で、特に鮮やかな「群青の間」は、花鳥の意匠や豊かな色彩が溢れ、女性らしい雅な美しさにあふれています。 細やかに設計されたデザインからは、藩主の母への深い思いが伝わってきます。

普段非公開の茶室「清香軒」は、深い庇(ひさし)や室内に引き込まれた遣水(やりみず)など、雪深い金沢の冬でも茶事を楽しめるよう独自の工夫が凝らされた名席です。

場所: 兼六町1-2(成巽閣内)
メモ: 茶室「清香軒」の見学は事前予約が必要です。 

金沢で茶道体験①「雰囲気のある特別な空間でお抹茶を」

  • 三芳庵(兼六園内)

  • 玉泉庵(金沢城公園内)(石川県観光連盟提供)

  • 森八「森八茶寮」

  • 野村家「不莫庵」

  • まゆ月(カフェ)とくらがり坂

  • 志摩

  • 茶房やなぎ庵

  • 寺島蔵人邸(石川観光連盟提供)

  • CAFE KAN

  • 天徳院

金沢には、伝統的な茶室や美しい庭園を眺めながら一服できるスポットが豊富です。散策の合間に立ち寄れるおすすめの場所をエリア別にご紹介します。


【ひがし茶屋街エリア】~ 雰囲気のある町家で味わう~

志摩「寒村庵」:国指定重要文化財の茶屋建築。静かな庭園を前に本格的な一服を。

懐華樓(かいかろう):築200年の茶屋建築。豪華な内装も必見です。

茶房やなぎ庵:シンボル「見返り柳」のそば。200年の歴史を持つ金沢市指定保存建造物をリノベーションしたカフェ。

久連波(くれは):昔ながらの町家の佇まいが魅力。加賀友禅小物が並ぶ奥のスペースと2階がカフェになっています。

大樋美術館:隈研吾氏設計の空間。大樋焼の歴代茶碗からお好みの茶器を選べます。

森八・金沢菓子木型美術館:老舗和菓子店が運営。寺島蔵人邸の庭園を望む「森八茶寮」で一息。


【主計町茶屋街~近江町市場~尾山神社エリア】 ~ 風情と文化が交差する ~ 

まゆ月 くらがり坂:くらがり坂のたもと。米国人木版画家の故クリフトン・カーフ氏のギャラリーの跡地で店内のインテリアも見どころ。

CAFE KAN(甘):老舗和菓子店が手掛けるカフェで、発酵小豆を使った体に優しい甘味が魅力。

大友楼「一井庵:加賀藩の茶道教授所だった由緒ある茶室。歴史の重みを感じられます。


【兼六園・金沢城エリア】  ~ 名園と名城を借景に ~ 

金沢城公園「玉泉庵」:玉泉院丸庭園の絶景を目の前に、美しい庭園を眺めながら一服どうぞ。

兼六園「時雨亭」:江戸時代に日本で一番古い噴水の前にあった御亭を移設して再現した茶室。茶室建築の第一人者・中村昌夫氏が手掛ける。

兼六園「三芳庵」:瓢(ひさご)池の畔。翠滝の音を聴きながら風流な時間を。

西田家庭園・玉泉園「灑雪亭(さいせつてい)」:裏千家の祖宗室が指導したといわれる金沢最古の茶室で、庭を見ながら優雅な時間を過ごせます。

寺島蔵人邸「乾泉亭」:加賀藩中級武家屋敷で、寺島家の家紋をかたどった特製の落雁とともに。


【長町武家屋敷跡エリア】

武家屋敷跡 野村家「不莫庵」:2階の茶室から見下ろす名園は格別です。


【本多の森エリア】

中村記念美術館「喫茶室」:ご自身のお好みの茶器をお選びいただけます。喫茶室からは苔が一面に敷き詰められた庭園をご覧いただけます


【小立野エリア】~ 兼六園の小立野口から石川県立図書館に続く小立野台地に広がるエリア ~

天徳院 :3代藩主前田利常の正室で、徳川第2代将軍・秀忠の娘珠姫を祀る由緒あるお寺で、からくり人形劇やお抹茶をお楽しみいただけます。

金沢で茶道を体験する②「自分でお抹茶をたてたい!」

金沢を訪れたなら、ぜひ挑戦してほしいのが自分でお茶を点てる「自服(じふく)」体験です。茶筅(ちゃせん)を振り、ふんわりと泡立てるひとときは、茶道の精神をより身近に感じさせてくれます。初心者の方でも、プロの丁寧な指導で安心して楽しめるおすすめスポットをご紹介します。


<自分でお抹茶をたててみたい!初めての方でも大歓迎!>

石川県観光物産館  

兼六園下の便利な立地。予約なしでも気軽に自服体験が楽しめます。和菓子作りや金箔貼り体験とあわせて、伝統文化をまとめて満喫したい方におすすめです。


蒼風庵

兼六園近くの町家での楽しいお茶道体験ができます。和室の出入りや挨拶など、作法を一から丁寧に教えてもらえます。1服目は講師の点てたお茶を、2服目は自ら点てる、満足度の高いプランです。


和の時空 町屋塾 

ひがし茶屋街近くの静かな路地に佇む町家。 茶室を貸切にして、プライベート空間で茶道の基本をじっくり学べます。日本文化を深く感じたい方に最適です。 


茶道・宗友 SOYU 

ひがし茶屋街で、薄茶だけでなく本格的な「濃茶(こいちゃ)」まで体験できる数少ない場所。茶道の奥深い世界に触れたい方向けの充実した内容です。 


玉泉園「灑雪亭(さいせつてい)」> 

裏千家の祖宗室が指導したといわれる金沢最古の茶室で、庭園を眺めながらお茶を点てる優雅なひとときを過ごせます。 


兼六亭  

兼六園内「日本最古の噴水」の目の前にある兼六亭。かつてお殿様が重要なお客様をもてなした歴史ある場所です。亭主によるお茶の点て方の実演の後、ご自身でお茶を点てる体験をします。茶道の基本や道具の使い方についての解説もあります。

茶事・茶懐石の体験する

  • 大友楼

  • 鯛の唐蒸し

  • 一井庵(いっせいあん)にて

「茶事」とは、食事やお茶を通じてゲスト(客)をもてなす、いわば「茶の湯のフルコース」です。 

正式な茶事では、ホスト(亭主)がその日のテーマやゲスト(客)に合わせて趣向を凝らした懐石料理、濃茶、薄茶を供し、庭園や道具のしつらえまで含めた最高のおもてなしがなされます。通常は半日がかりで行われ、高い作法が求められるため未経験者には縁遠いものですが、金沢にはその扉を広く開いている場所があります。 


加賀藩の御料理方を務めてきた料亭「大友楼」で堪能する “茶懐石風”加賀料理  (団体用・要相談)

加賀藩の御料理方を代々務めてきた「大友楼」では、初心者向けにアレンジされた「茶事体験」を提供しています。 茶道の経験がなくても、本格的な茶室の流れを楽しみながら、治部煮(じぶに)などの伝統的な加賀料理を堪能できるのが魅力。格式高い和の美学に触れながら、肩肘張らずに「茶の湯の心」を感じることができる、金沢ならではの貴重な機会です。


・歴史を継承する茶室「一井庵(いっせいあん)」:   加賀藩の茶道教授所として使われ、裏千家11代玄々斎も訪れた築250年の貴重な茶室です。風格漂う空間で、まずは心落ち着く薄茶を楽しみます。

五感で味わう茶懐石風の献立:   伝統の「治部煮(じぶに)」など、代々伝わる献立を茶懐石の形式で堪能できます。

圧巻の「鯛の骨酒」: 九谷焼の大皿に盛られた鯛に熱燗を注ぎ、火を放ってアルコールを飛ばす演出は、加賀藩の武家料理を彷彿とさせるダイナミックな一品。若女将による丁寧な解説とともに、金沢の食文化を深く味わえます。


「茶の遊 鈴おき」で朝ごはんと茶事を楽しむ 

白山市の名店が、満を持して金沢・ひがし茶屋街へ。築120年を超える情緒豊かな町家をリノベーションした空間で、新たな茶の湯の形を提案しています。

遠州流の師範として茶道を教える店主から、新たな茶の湯文化の提案として、朝ごはんと茶事を楽しむプランを展開しています。


  • 朝ごはんと茶事の融合: 遠州流の師範でもある店主が、日常の延長として「朝食と茶事」を組み合わせた特別なプランを展開。伝統建築の美に包まれながら、心安らぐ一日の始まりを体験できます。

  • 茶の湯文化の新しい提案: 敷居が高いと思われがちな茶事を、朝の時間帯に楽しむというスタイルは、現代のライフスタイルに合わせた金沢の新しい文化の発信となっています。

お茶のイベントに気軽に参加してみたい!

  • 百万石茶会では、普段入れないお茶室に入れる絶好の機会!

  • 金沢城・兼六園茶会は、現代作家の茶器との出逢い!(金沢城・兼六園茶会2024)

  • 武腰一憲<色絵 遠い日 静座>(金沢城・兼六園茶会2024)

  • 藤野 靖男<赤とんぼ 内萩蒔絵平棗>(金沢城・兼六園茶会2024)

金沢では、茶道に馴染みがなくても、金沢では誰でも気軽に参加できるお茶会が一年を通して開催されています。伝統的な茶室で、さまざまな流派のお点前を楽しみながら、和の心を感じるひとときを過ごしてみませんか?

特別な服装や道具は一切不要。手ぶらで「本場の茶の湯」を体験できる絶好のチャンスです。 

※下記は2025年度現在の情報となり、主催者・会場の都合により変更になる場合があります。ホームページにて最新情報をご確認ください。


百万石茶会

金沢最大のお祭り「金沢百万石まつり」に合わせて開催されます。市内の歴史ある茶室7ケ所が会場となり、街全体が華やかなお茶の空気に包まれます。

■開催時期:6月上旬 百万石祭りの開催にあわせて

■開催場所:旧園邸松向庵旧高峰家(近江町市場近く)、兼六園時雨亭、金沢城玉泉庵、中村記念美術館耕雲庵旧中村邸など     

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ひゃくまんさん茶会

石川県の公式キャラクター「ひゃくまんさん」が登場する、家族連れに大人気の茶会です。伝統的な空間ながら、子どもから大人まで笑顔で参加できるカジュアルな雰囲気が魅力。 

■開催時期:8月上旬

■開催場所:金沢城公園玉泉庵 

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全国学生大茶会

全国の大学茶道部の学生たちが金沢に集い、日頃の稽古の成果を披露します。若々しく爽やかなおもてなしが特徴で、現代アートの聖地・21世紀美術館も会場となります。

■開催時期:8月下旬~9月初旬

■開催場所:金沢21世紀美術館松涛庵、中村記念美術館旧中村邸・耕雲庵、閑清庵、松声庵、旧園邸松向庵・旧高峰家・金沢城公園玉泉庵、兼六園時雨亭、しいのきプラザ

詳細はこちら(X 旧ツイッター)


金沢城・兼六園大茶会

秋の気配を感じる名園と城郭で開催される大茶会です。石川県内の諸流派が日替わりでお点前を披露します。地元作家による現代の茶道具が使われることもあり、「伝統×現代」の融合が見どころです。

■開催時期:10月上旬

■開催場所:兼六園時雨亭、金沢城公園玉泉庵、金沢21世紀美術館松涛庵、中村記念美術館旧中村邸

詳細はこちら


卯辰山茶会(2年に1度)

「工芸のまち・金沢」を最も実感できる茶会です。卯辰山工芸工房の若手作家たちが手掛けた芸術的な茶道具を、実際に手に取ってお茶を味わえます。

■開催時期:12月頃

■開催場所:卯辰山工芸工房

詳細はこちら


どのお茶会も「普段着」で大丈夫です。しびれが心配な方は椅子席(立礼席)がある会場を選ぶのもおすすめ。最新の開催情報は各ホームページや金沢市観光公式サイトでご確認ください。

Column

工芸品が立体で!「金沢ミュージアムプラス」

美術館を訪れても、展示品に触れることはできませんが、デジタルのチカラで、まるで工芸品を手に取るように鑑賞できる「金沢ミュージアムプラス」。金沢市の誇る多彩なコレクションを身近に感じてみませんか。

紹介したスポットをマップで見る

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  • 茶道・宗友 SOYU
  • 石川県観光物産館
  • 蒼風庵
  • 茶道・宗友 SOYU
  • 西田家庭園 玉泉園
  • 和の時空 町屋塾
  • 茶道・宗友 SOYU
  • 茶寮 一井庵
  • 茶の遊 鈴おき

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