~KOGEI Art Fair Kanazawa 2023 Special Events~
昔から工芸品の制作が盛んな金沢および近郊には、アーティストの工房が点在していることも特徴のひとつ。最前線で活躍する2名のアーティストの工房を訪ねて、作品の生まれてくる背景や、自身のアートや工芸に関する思いを直接うかがえる、特別プログラムを設けました。
公式サイト
1.陶芸家 牟田陽日の超絶技巧の世界を訪ねる(12月2日)
手びねりで作った磁器に、まるで立体絵画、肉筆浮世絵のような手法で九谷焼を制作する牟田陽日氏の作品は、海外のコレクターからも絶大な支持を受けています。金沢市近郊の能美市に構えた新しい工房を訪ね、超絶技巧の色絵の制作風景や作品鑑賞とともに、自身の工芸やアートへの思いをお聞きします。
開催日時:12月2日(土)14:00-16:00
会場 :牟田陽日工房(石川県能美市)
定員:10名
チケット:22,000円(お1人様/ハイアット セントリック 金沢から会場までのラグジュアリーバス移動費、工房での茶菓提供、KOGEI Art Fair Kanazawa 2023入場チケットを含む)
▼詳細・ご予約
https://www.kaf-kanazawa.com/studio-tour-yoca
牟田陽日プロフィール
1981年東京都渋谷区生まれ。2008年ロンドン、ゴールドスミスカレッジ、ファインアート科卒業。2012年石川県立九谷焼技術研修所卒業。現在、石川県能美市にて工房兼住居を構える。陶磁器に彩色を施す色絵の技法を主軸に、日常的な食器、茶器などの美術工芸品からアートワークまで多岐に渡り制作。現代の自然に対する意識の在りようをテーマに、動植物、神獣、古典図案等を再構成し色絵磁器に起こしている。日本の美感、工芸、アートの間を相互に交信するような作品制作を目標とする。
2.陶芸家 中村卓夫の伝統とモダンの世界を訪ねる(12月4日)
琳派の手法を独自に解釈した象嵌色絵が特徴の中村卓夫氏の作品は、シカゴ美術館(アメリカ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)をはじめ、海外の著名な美術館に収蔵されています。そうした海外のコレクターや美術館関係者が頻繁に訪れる通常非公開の自宅兼アトリエを特別に訪問します。金沢の中心部にありながら緑あふれる庭の空気をとりこんだアトリエで、中村氏の作品に込める思いを聞きながら金沢の美意識にふれる時間をお楽しみ頂きます。
開催日時:12月4日(月)14:00-16:00
会場 :中村卓夫 ギャラリー兼自宅工房(石川県金沢市内)
定員:10名
チケット:22,000円(お1人様/ハイアット セントリック 金沢から会場までのラグジュアリーバス移動費、工房での茶菓提供、KOGEI Art Fair Kanazawa 2023入場チケットを含む)
▼詳細・ご予約
https://www.kaf-kanazawa.com/studio-tour-takuo
中村卓夫プロフィール
石川県金沢市生まれ、同市在住。父の二代・中村梅山のもとで作陶。1984年、イタリアに渡り、アルド・ロンティーニに師事。2001年、水指がニューヨークのメトロポリタン美術館の永久所蔵品に、2002年、金沢21世紀美術館が作品を買上。2004年、英国ウェッジウッド社とのコラボレーションによる「ジャパネスクシリーズ」を制作。2004年にWEDGWOOD アートコレクション「ジャパネスク」シリーズ製作。2006年には「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2006」に出品。2019年、ベルリン国立アジア美術館の茶室設計コンペに工芸建築メンバーの一員として設計に参画。《ゆらぎの茶室》が最優秀案に選定される。
基本情報
- 住所
- 石川県金沢市広岡1丁目5-2 ハイアット セントリック 金沢 からラグジュアリーバスで各会場まで移動します。
- 問い合わせ先
- 認定NPO法人趣都金澤
- 公式WEBサイト
- https://www.kaf-kanazawa.com/
- 開催日
- 2023年12月2日(土)、4日(月)
- 会場名
- 1.牟田陽日工房
2.中村卓夫 ギャラリー兼自宅工房