観音院かんのんいん

観音院

卯辰山入口にある観音院は、本尊十一面観世音菩薩をまつり、金沢の発祥にちなむ歴史的由緒をもっています。すなわち、聖武天皇の天平年間(740年ごろ)加賀国野々市の里に藤五郎という善人が居り、芋を掘って暮らしていたので、芋掘藤五郎と呼ばれていました。芋と共に砂金を見つけ、金洗沢で洗ったので「金沢」の地名がおこり、藤五郎は長者になりました。
藤五郎夫妻は観音の信仰厚く、行基菩薩に願い、大和の長谷観音の同木で十一面観音をちょうこくしていただき、当寺を創建したところ、益々家運が栄えました。一族は七村なり、その氏神として、大和、鎌倉と並び加賀の長谷観音とうたわれました。
また、前田家の産土神(うぶすな)として参拝されて、3代藩主利常夫人(徳川家康の孫の珠姫)の手により、元和2年(1616)に現在の場所に移転、造営され、毎年4月1・2日には神事能が催されました。境内には数学者関孝和や役者中村芝加十郎らの墓があります。

〒920-0831 金沢市東山1-38-1
TEL:076-252-6523
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