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金沢に夢中!旅したくなる体験リポート

日本三大芸道のひとつ、香道の「組香」体験

香りを当てる伝統のゲーム「組香」に挑戦!

香りを聞き分ける「組香」ってどんな遊び?

香りを鑑賞するための香座敷でまずは説明を受けます

香りを鑑賞するための香座敷でまずは説明を受けます

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 訪れたのは、金沢の中心部、香林坊にほど近いせせらぎ通り沿いの「香舗伽羅(こうほきゃら)」。香りの専門店だけあって、優雅な芳香が店内に立ち込めます。1階はショップ、2階の香座敷で香道体験が楽しめるようになっています。体験するのは、中国出身の丁さんと韓国出身の林さん、そして地元出身の女子。みなさん本格的な体験は今回が初めて。香道経験の長い高澤恵子さんが、深い芸術性を持つ香道の楽しみ方を教えてくださいました。

芳しい香気を発散する香炉。この器を回して数人で香りを楽しみます

芳しい香気を発散する香炉。この器を回して数人で香りを楽しみます

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 日本独自の文化である香道にはさまざまな様式があります。まず、香りを嗅ぐとはいわず「聞く」ということ。やはり風流ですね。香木には直接火を付けず、香炉という器を使って炭の熱で立ち上る香りを鑑賞します。その香りを聞き分ける遊びが「組香」です。組香とは、数種類の香りを焚いて、参加者がその香りを聞き分けるゲームのようなもの。和歌や漢詩などをテーマに数百種類もあるそうで、今回はその中の一つ「三種香」を体験します。

三種香は“数学”をテーマにしたゲームなんだそう

三種香は“数学”をテーマにしたゲームなんだそう

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小さな9つの包みから選んだ3つの香りを聞きます

小さな9つの包みから選んだ3つの香りを聞きます

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「三種香」を体験してみよう

4つ折りした記録紙の表に名前を書いて、ゲームスタート♪

4つ折りした記録紙の表に名前を書いて、ゲームスタート♪

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 それでは実際に三種香に挑戦です。まず香りを聞く前に、回答を書く記録紙に名前を記書きます。それぞれに小さな硯で墨を擦って、筆を使って書く作業に、丁さん・林さんとも「難しい!」を連発。「墨を擦るのは久しぶりだから、緊張する~」「どんな濃さがいいのかなぁ」と早くも苦戦気味だったものの、姓名の名だけでよいので、あっさりと書き終わってしまいました。

焚き出しの所作に見惚れる二人。茶道とちょっと似ているね

焚き出しの所作に見惚れる二人。茶道とちょっと似ているね

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 名前を書き終わると、高澤さんが香りの焚き出しに取り掛かります。灰が盛られた香炉と、香を焚くための道具「火道具」が用意され、優雅な所作で進められていきます。香木が焚かれる香炉の炭山には、陰陽五行を表すとされる細かな線が!まるで禅寺のお庭のような風景です。香木は大変貴重で高価なものなので、この中に小さな1片を置いて、その香気を楽しみます。珍しい道具や手順に、みんなも息を潜めて見入っていました・・・

炭山は5つの面に区切られ、それぞれに10本の線が引かれます。こんな細やかな部分にも日本の美が宿っていますね(*´∀`)

炭山は5つの面に区切られ、それぞれに10本の線が引かれます。こんな細やかな部分にも日本の美が宿っていますね(*´∀`)

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香炉に小さな香木をのせて、いよいよ始まります🎶

香炉に小さな香木をのせて、いよいよ始まります🎶

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香りを聞いて予想します

「前の香りと一緒かな~、いや違うかな~」と嗅覚を研ぎ澄まします

前の香りと一緒かな~、いや違うかな~」と嗅覚を研ぎ澄まします

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 いよいよ香りを聞いてみます。準備された3つの香炉を順番に参加者に回していきます。香炉は右手で取って左手にのせ、左手親指を香炉の縁にかけて安定させます。そして右手を香りが逃げないように香炉の上に覆うようにのせ、顔を近づけて香りを聞きます。香りを聞くのは3~5回が基本。ここが勝負どころ!みんなの顔も真剣そのものです。

迷いながらも回答を記入。「当たりますように!」(^人^)

迷いながらも回答を記入。「当たりますように!」(^人^)

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 3つの香りを聞き終えたら、記録紙に回答を記入。
 三種香の場合には5通りの回答があるので、手引き書を参考にして書き入れます。ここでまたもや「漢字を書くのが難しい~」。「日本人でも最近は筆文字に慣れない人も多いので、海外の方は回答を表す図柄だけでも十分ですよ」との高澤さんの優しい励ましもあり、がんばって書き入れることができました♪

いよいよ答え合わせ!

みんさんの回答はこの紙の中に…さて、正解は?

みんさんの回答はこの紙の中に…さて、正解は?

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 採点待ちはドキドキの時間。期待と不安が入り混じります。いよいよ結果発表です!
「では採点表を拝見に回しますね」と高澤さん。採点表には、使用した香木の名前、参加者名・回答とその採点、組香を行った日付・場所・出題者名などが書かれています。参加した5人中、なんと2人が正解。見事、丁さんは正解!残念ながら林さんは不正解でした。「1番目と2番目の香りは似てたけど、2番目は少し濃い感じでした。3番目は全然違ったから、よしと思いました!」と丁さんは勝利のガッツポーズ。林さんは「全部5回も真剣に聞いたのに・・・」と悔しそう。またの挑戦に期待ですね!

採点中~~「あまり自信がないな~」とみんなドキドキの表情

採点中~~「あまり自信がないな~」とみんなドキドキの表情

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 採点結果の後は、お茶とお菓子をいただいてひと休み。その間、高澤さんから、香木についてさらに詳しく解説していただきました。香木は産出地名などから6つの種類に分類され、その香りは酸(すっぱい)苦(にがい)甘(あまい)辛(からい)鹹(塩辛い)の5つの味で表現されるため「六国五味」といわれること。現在、香木は東南アジアのジャングルの一部でしか採取できないため、価格も高騰しており1グラム数万円以上とか!そんな貴重な香りを鑑賞し、「日本独自の繊細な文化にふれて、とても勉強になりました」と笑顔のみなさん。時空を経て人々を魅了し続ける香木の世界をたっぷり満喫していました。

「うれしい、イエーイ♪」と採点表を獲得した丁さん

「うれしい、イエーイ♪」と採点表を獲得した丁さん

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最後にお茶が出され、三種香の採点表を見ながら和気あいあいと歓談

最後にお茶が出され、三種香の採点表を見ながら和気あいあいと歓談

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1階の香り専門店で優雅な香り選びも♪

 香舗伽羅の1階はお香のショップ。日本人が古来から親しんできた和の香りを中心に、花やハーブなど現代の暮らしの中で楽しめる香りまで幅広くそろっています。初めての方でも気軽に試せるようにと、約10本入りのお香セットも種類豊富。定番の「伽羅」などのお香はもちろん、季節に合うお香をセレクトしたコーナーも好評です。玄関や室内に置きたくなる、かわいい香立もリーズナブルなものから選べて、おみやげにもぴったりです。
落ち着いた和の香りに魅了される香舗伽羅の店内

落ち着いた和の香りに魅了される香舗伽羅の店内

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過去の体験リポートはこちら

スポット情報
香舗伽羅
<香舗伽羅>
こうほきゃら

電話/076-233-0477
所在地/石川県金沢市高岡町19-17
営業時間/10:00~18:30(日曜、祝日は18:00まで)
定休日/第1・3・5水曜
料金/香道体験1人2000円 ※要予約
交通/JR金沢駅から北鉄バス香林坊方面行きで9分、香林坊下車、徒歩8分
駐車/なし
HP/http://www.kyara.webclo.jp/

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