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金沢に夢中!旅したくなる体験リポート

禅の道場、大乘寺で坐禅を体験

大乘寺の修行僧と一緒に坐禅をしよう♪

雲水たちが厳しい修行に励む大乘寺

 大乘寺は曹洞宗の名刹で、正応2年(1289)に開かれました。創建は現在の野々市市でしたが、その後時代の流れとともに居を変えること四度、加賀藩筆頭家老本多家の助力で元禄10年(1697)にこの地に移されました。開山は曹洞宗の宗祖・道元禅師の孫弟子にあたる徹通義介(てっつうぎかい)禅師です。曹洞宗大本山の永平寺、総持寺との縁も深く、曹洞宗の名刹として遠方からも多くの人々が参拝に訪れます。点在する堂宇は、典型的な禅寺の七堂伽藍の配置で、仏殿は国の重要文化財指定です。境内には、本多家累代の墓所も並びます。

 大乘寺は禅の修行道場として開かれた寺院であり、禅寺の凛とした清々しい空気に心が洗われるようです。一般の坐禅も受け入れており、参拝に訪れる人は後をたちません。近年は海外で禅への関心が高まっていることから、外国人の参禅者も増えているようです。毎朝行われる坐禅と日曜坐禅会はどなたでも参加OK。3泊4日までの宿泊参禅も受け付けています。
 また、寒の入りから節分まで行われる「寒行托鉢(かんぎょうたくはつ)」は、修行僧が吹雪の日でも町に出て、一軒一軒玄関口で読経する風景が見られ、金沢の冬の風物詩として親しまれています。
寛永年間(1624~44)建築の山門(赤門)を通ると心が引き締まる

寛永年間(1624~44)建築の山門(赤門)を通ると心が引き締まる

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「大雄殿」の額が掲げられる仏殿は江戸中期の建築

「大雄殿」の額が掲げられる仏殿は江戸中期の建築

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早朝4時半からの坐禅を体験

夜明け前の境内は、物音ひとつなく静まりかえっています

夜明け前の境内は、物音ひとつなく静まりかえっています

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 真冬の早朝4時過ぎ、気温3度。真っ暗な参道をたどって総門をくぐり境内へ。風格ある山門の左右で、仁王像が目を光らせて私たちを迎えます。山門の奥には仏殿、その奥には法堂があり、ご本尊の釈迦如来がほんのりと輝きを放つ光景に、思わず背筋を伸ばし手を合わせます。
 4時15分。堂内の静寂を破る鈴の音。僧侶が鈴を鳴らしながら堂内を駆け、起床を告げるのです。大乘寺の一日が始まります。朝は口を慎み、鈴や太鼓などで次々の作業を知らせていきます。

 今回坐禅を体験する国際交流員のベルトさんは、禅修行をした友人の話を聞いて坐禅に興味を持ったそうです。「坐禅は初めての経験です」と少し緊張気味。
 大乘寺では毎朝4時半から坐禅が行われます。坐禅堂(僧堂)へと導かれ、入口にある名簿に氏名住所などを記入して堂内へ。合掌の仕方、履き物の揃え方、足の組み方、手の組み方など、坐禅の作法を案内役の僧侶が分かりやすく教えて下さいます。見よう見まねで坐禅用の座布団に座り、僧侶や他の参加者とともに坐禅開始!
背筋を伸ばして座り、足を組んで呼吸を整え、坐禅を始めます

背筋を伸ばして座り、足を組んで呼吸を整え、坐禅を始めます

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 坐禅の3つのポイントは「姿勢を正しく整える」「自然に呼吸する」「心を使わない」。これは簡単なようですが、意識してできるものではありません。僧侶の皆さんはただひたすら坐禅を繰り返し、体得するのだそうです。
 坐禅が始まると私語はもちろんのこと、物音を立てることも許されません。ほの暗い堂内に風の音だけが響き、冷え冷えとした堂内で感覚が研ぎ澄まされてゆくのが分かります。30分ほど過ぎた頃、ベルトさんが足をもぞもぞ。後で聞くと「足を組むことに慣れていないので、少し足が痛くなりました(^^;)」と照れ笑い。
1時間の坐禅も「あまり長く感じませんでした」とベルトさん

1時間の坐禅も「あまり長く感じませんでした」とベルトさん

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修行僧は坐禅、朝のお勤めが終わるまでいっさい言葉を発してはならないそうです

修行僧は坐禅、朝のお勤めが終わるまでいっさい言葉を発してはならないそうです

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坐禅用の座布団があり、この上にお尻をのせて坐禅を組みます

坐禅用の座布団があり、この上にお尻をのせて坐禅を組みます

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朝のお勤めにも参加して、礼拝を初体験

 1時間の坐禅を終えた後は法堂へと移り、朝のお勤めを行います。読経の声が響き渡る堂内。厳しい寒さの中、裸足の僧侶たちが白い息を吐きながら読経する光景が印象的です。ベルトさんも経本を目で追いながら読経に挑戦。礼拝の作法を教わりながら無事お勤めを終えました。「禅は難しいけれど、とても興味深い経験でした」と清々しい表情のベルトさん。禅の心に触れ、何か得るものがあったようですね☆
 大乘寺では早朝の坐禅のほか、毎週日曜13時30分から日曜坐禅会を行っており、予約なしで誰でも坐禅を体験することができます。
流れるような動作で礼拝する僧侶の姿。美しい光景です

流れるような動作で礼拝する僧侶の姿。美しい光景です

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経本を手に、僧侶と一緒に読経してみましょう

経本を手に、僧侶と一緒に読経してみましょう

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他の参加者とともに焼香をします

他の参加者とともに焼香をします

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過去の体験リポートはこちら

スポット情報
加賀友禅会館
<東香山 大乘寺>
電話/076-241-2680
所在地/金沢市長坂町ル10
時間/坐禅体験は毎朝4時30分~と、毎週日曜13時30分~(日曜坐禅会)
定休日/無休
料金/拝観自由、坐禅体験は無料(喜捨)
交通/JR金沢駅から北鉄バス平和町方面行きで約20分、平和町下車、徒歩15分。またはJR金沢駅から車で約20分
駐車/20台
HP/http://www.daijoji.or.jp/

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