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金沢に夢中!旅したくなる体験リポート

かなざわに夢中!旅したくなる体験リポート 2014 vol.06 気分はすっかり芸妓さん。気軽に三味線体験をしてみよう!

体験リポート
初心者もOK。東山の専門店で三味線に挑戦。

風情あふれるひがし茶屋街

金沢にはお茶屋格子が連なる、にし、ひがし、主計町(かずえまち)の3つの茶屋街があります。なかでも、ひがし茶屋がもっとも規模が大きく、茶屋内部の見学施設のほかカフェやショップが点在しています。また、昔ながらの芸を披露するお茶屋が数件あり、約20人の芸妓たちが伝統芸を守っているそうです。そのひがし茶屋街に三味線体験ができる福嶋三絃店があると聞き、4代目店主の方にご指導いただくことになりました。この店は三味線専門店で、棹(さお)の制作から皮張り、メンテナンスまで一貫して行っている北陸唯一の店だそうです。


室町時代に三味線の元となる楽器が伝わった

三味線の歴史について少しお話しすると、三味線は琉球の「三線(さんしん)」という楽器が元になっており、室町時代に琉球から本土へ伝わったといわれています。その後、琵琶の奏者や職人が多くの改良を加えて、象牙や木製のばちを応用したのが三味線の始まり。時代とともに猫皮を張ったり、形や大きさを改良したりして、日本人の耳に好ましい音色が出るよう工夫され、現在の三味線に近づいたそうです。


三本の絃だけで曲を表現する繊細な楽器。

まずは三味線の持ち方から教わります

まずは体験の前に抹茶をいただき、ひと息つきます。次に三味線と楽譜が用意されている部屋に移動し、持ち方から教えてもらいます。持ち方は左手の人差し指と親指の間に棹を持ち、三味線の胴を右ひざに置くのですが、構えると自然と背筋がしゃんと伸びるのが不思議です。ばちで絃(げん)を弾くコツはばちの角度を30度ぐらいにして、うちわで仰ぐように手首をプラプラさせること。最初おそるおそるはじくと「もっとリラックスして」と言われました。力が入り過ぎると詰まったような余韻のない音になるそうです(^-^;)


初心者も30分で「さくらさくら」が弾ける!?

今回練習した「さくらさくら」の曲は、特に余韻が大切。強くはじかないで、やわらかく、ゆったりしたテンポで演奏するのが大切だそうです。苦戦しながらも楽譜とにらめっこして絃をはじき続けること30分。何とかつっかえながらもメロディが弾けるようになりました。体験用の楽譜には、絃のどのあたりを押さえ、何番目の絃をはじくかなど、わかりやすく記入されているので、初心者でも簡単に弾くことができます。


余韻を残した音を出すのが難しい

「三味線の絃は3本だけ。3本で表現しようと思ったら、スピードや音の強弱をつけたり、間をとったり、余韻を残したり、空間で表現するしかない」ということ。感覚的な表現力が必要とされるようです。また、三味線は楽譜を見ながら弾く楽器ではないので、メロディを身体に覚え込ませることが大事だとか。華やかに見える芸妓さんの世界ですが、この難しい楽器を弾きこなすようになるには、練習に練習を重ね、裏で地道な努力をしているのだと思いました。芸妓さんってスゴイ!(^^)//

三味線を作る職人の技も見学できます。

三味線の制作作業を見学できる

福嶋三絃店は明治時代から約120年続く三味線専門店。お客様のオーダーに応じて三味線を手づくりしており、修理や販売も行っています。2階の作業所では三味線を作る工程を見学できます。三味線体験が終わってから、三味線の制作作業をのぞかせていただくと、ちょうど棹の部分を砥石(といし)で磨いているところでした。砥石で磨くことで艶を出し、木を滑らかにするそうです。


のこぎりだけでもこんなに種類があってびっくり!

「何の木ですか?」とたずねると、「紅木(こうき)」と教えてくれました。当店で使われている紅木はインド産の材木で、紅の木というだけあって、砥石で研ぐと水が赤くなっていました。最初は紅色をしていますが、時間が立つと艶のある黒色になるのがこの木の特徴だそうです。棹に使う木は紅木の他に紫檀(したん)や花林(かりん)などがありますが、紅木は他の木と比べて硬質のため、最も音色が良く、音に狂いが出ないそうです。いくつもの砥石を使い分けて棹を研ぐ姿に、職人の心意気と技を感じました(^・^)

過去の体験リポートはこちら

スポット情報
福嶋三絃店
<福嶋三絃店>
電話/076-252-3703
所在地/石川県金沢市東山1丁目1-8
営業時間/8:30~18:00(三味線体験は10:00~16:00)
定休日/日曜、祝日、第2・4土曜日
料金/三味線体験300円(抹茶付き)
   (2014年4月1日より500円に変更)
交通/JR金沢駅から北鉄バス橋場町方面行きで約8分、
   橋場町下車、徒歩約3分
駐車/東山観光駐車場15台
   東山河畔観光駐車場14台
   東山北観光駐車場7台(各1時間300円)利用
HP/http://www.k2.dion.ne.jp/~sangen/
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