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金沢に夢中!旅したくなる体験リポート

かなざわに夢中!旅したくなる体験リポート 2013 vol.04 家族で医王山トレッキング!ダイナミックな自然と眺望を楽しもう

体験リポート
医王山トレッキングにレッツゴー!

登山道の状況が確認できる医王山ビジターセンター

医王山県立自然公園は金沢の東、富山県との県境に位置し、標高939mの奥医王山を最高峰とする南北9km東西5kmの山岳公園。平成8年に県立自然公園に指定されました。金沢市で育った方であれば遠足などで一度は訪れたことがあるでしょう。初級から上級までルートは豊富にありますが、今回は医王山ビジターセンターから大沼(おおいけ)と鳶岩(とんびいわ)、地蔵峠を経由してひとまわりするルートを選択。鳶岩を除けば、比較的初心者にも歩きやすいルートだそうです。


登山者記録に名前を書いてから出発

拠点となる医王山ビジターセンターは大池平地区にほど近い奥新保町にあり、登山道の状況や情報案内、休憩場所として利用されています。5月の連休あたりが登山者でもっともにぎわい、新緑と花のベストシーズンですが、残雪があると道がわかりにくいため、雪の多い年は、初心者のみでの登山は控えましょうとのこと。また、医王山は薬草が多いことからこの名が付いたといいます。医王山県立自然公園では、貴重な植物を保護するために、採取や損傷が禁止されています。植物は眺めて観察するだけにしましょう。


トンビ岩に登るぞー! 「オッー!」

この日は爽やかな秋晴れ、気温も17度ほどの素晴らしい登山日和になりました。とはいえ昨日の雨でぬかるんだ土やぬれた落ち葉、木の上は滑りやすくなっているため足元には十分注意が必要。また黒いウエアはスズメバチに狙われやすいため避けたほうがよいというアドバイスもありました。熊鈴などの装備もスタート前にしっかり確認して、さあいよいよトレッキングの始まりです(^O^)/

医王山ビジターセンター~大沼

最初はゆるやかで変化のない道を歩きます

スタートしてしばらくは車両も通れる幅の砂利道をゆるやかに登るハイキングコース。うっすらと紅葉した豊吉川(とよよしがわ)渓谷や、草木のあいだを流れる小さな滝をときおり眺めながら歩きます。紅葉の本格的なシーズンには少し早かったようですが、次週あたりが見頃ということでした。


独特の雰囲気がただよう大沼

45分ほど歩くと、開けた場所に青黒く静かな池が見えてきました。大沼(おおいけ)です。池の中央に向けて植物が腐って堆積したものに植物の根が張ってできた「浮き芝」が張り出していて、なんだかとても神秘的。実は、この池を舞台にした伝説が数多く残るほか、金沢を代表する文豪・泉鏡花の小説『薬草取』の舞台にもなっているそうですよ。


これからが本番! ワクワクですね!

大沼のそばには、トイレ設備が付いた大池平休憩所があります。さっそく、1回目の休憩。水分補給やチョコレートを食べたりしてひと息。大沼のほとりから上を仰ぎ見れば、この先に訪れることになる鳶岩の悠然とした姿を眺めることができました。

大沼~三蛇ヶ滝

足元が悪い下り坂。転ばないように慎重にね

大沼をあとにし、鳶岩へ登る前に三蛇ケ滝(さんじゃがたき)を目指して沢に下ります。この滝は楽しみにしていたスポットのひとつ。しかしそこへたどり着くには、かなり急な岩や石ころの傾斜地を、足場を探しながら下ります。


水量も多くて、迫力ある滝だね!

三蛇ケ滝の滝壺のすぐそばに到着!三蛇ケ滝は落差約20mで、三段にくねりながら落ちているのでこの名がついたそうです。迫力のある堂々たる姿に感激(^O^)。またこの滝は、室生犀星の短編『医王山』の作品にも登場しており、三蛇ケ滝周辺の地を「鹿辷り(しかすべり)の峡谷」と表現しています。

三蛇ヶ滝~鷲岩へ

想像以上の急斜面です(^_^;)

三蛇ケ滝からは、いったん下って来た道を戻り、途中で左に入り、鳶岩を目指します。そのまま行き過ぎると大沼に戻ってしまうので、途中の小さな道しるべを見逃さないように。さて、ますます細くなった道を少し進むといよいよ登り口が見えてきました。木の枝から下がった標識には白くハッキリと「鳶岩へ」の文字が。期待で胸が高鳴ります(^^♪


鳶岩! 遠くに金沢市街地も見えるよ

いよいよ鳶岩への登頂を開始です。ここは、このコースの一番の難所の鎖場。約100mの断崖絶壁を、岩場に打ち込まれた鎖を頼りに登るものです。ちょっとしたロッククライミングのようでもあります。真下から上を見ると「本当にこれを登るの?」と思わずひるむ巨大な岩壁です。集中して登れば20分ほどでしょうが、初心者はゆっくりゆっくり、慌てずに登りましょう。最後まで油断せずしっかり腰をいれた登頂を心がけます。


さっき、あの池のところにいたんだよねー

とうとう鳶岩にたどりついて「やったー!」という歓喜の声。鳶岩は、その岩の形が下の大沼の魚を狙うかのようなトンビのくちばしに似ていることからこの名がついたそう。そんな奇岩が目前にそそり立っています。記念写真を撮ろう! 鳶岩からは、両側が崖になった狭い尾根道をさらに進むと、景色のよい岩場に。約120m下には先ほどの大沼が見下ろせます。澄んだ空気とダイナミックな眺望に、しばし休憩。

覗休憩所~地蔵峠へ

案内標柱を見落とさずに歩こう!

その後30分ほど水平な山道を歩いて次の目的地である覗(のぞき)休憩所に向かいました。途中で「初心者不向き」の注意書きが付されたナカオ新道や、標高896mの白兀山(しらはげやま)へと続く白兀道の分岐点を通過。白兀山は、文字通り、山頂付近の岩肌が風化のため白く露出し、草木が生えない山なんだって。(^-^)


お腹が満たされたら再び出発!

覗休憩所で昼食タイム。山で食べるおにぎりは、体を使って登ってきた達成感と澄んだ空気や眺めのよさも加わり、よりいっそう美味しく感じますよね。ここからはススキの穂が風になびく後方に、少し見下ろすかたちで鳶岩を眺めることができました。さきほどの緊張と脚の疲れをほぐして、再び歩を進めていきます。


お地蔵さまに手を合わせて

この先は下ったり登ったりを繰り返して、終着である医王山ビジターセンターを目指します。20分ほどすると地蔵峠に着きます。よく見ると一角にお地蔵さまがいらっしゃいました。それで地蔵峠なのですね。お地蔵さまの横に設置してある医王山総合案内版で再度ルートを確認。今日たどった道や富山側から登るルートなどを見ていると、より医王山への関心が深まりました。

地蔵峠~医王山ビジターセンター

かなり急な階段道を下りていきます

木々の間から左手にかすかに市街地を見下ろせる眺望が。医王山トレッキングは、各所で変化に富んだ光景が楽しめます。やがて、急な階段状の下りが続くようになりますが、膝への負担も大きいですから十分に注意して。雨上りの登山道は、泥と枯葉、木の上も雨で滑りやすくなっているので、特に気をつけてね。


やったー! 無事、下山!!

地蔵峠からおよそ1時間下ると、医王山ビジターセンターへとたどり着きます。約5時間の医王山トレッキングは、偉大な自然の恵みと厳しさを存分に教えてくれました。また来たいな~!! (^-^)

時間があれば立ち寄りたい「医王ダム」

さっきの三蛇ケ滝の水がここに流れているんだね

今回の医王山トレッキングで訪れた三蛇ケ滝の水が流れ込むのが豊吉川で、その下流にあるのが医王ダムです。ダムから下流の森下川(もりもとがわ)の洪水調節を目的とした治水ダムで、高さ58.8mのロックフィルダム。医王山ビジターセンターから金沢市街地へ抜ける途中にあるので、立ち寄ってみてはいかがですか。規模は小さいながらも、ちょっとした水の流れをたどる旅にもなりますよね。

過去の体験リポートはこちら

スポット情報
医王山ビジターセンター
<医王山ビジターセンター>
電話/076-236-1165
所在地/石川県金沢市奥新保町
営業期間/5月上旬~11月下旬
営業時間/9:00〜15:00(土・日曜、祝日は〜17:00)
定休日/月曜(祝日の場合は翌日)
交通/JR金沢駅から車で約45分
駐車/40台
医王ダム
<医王ダム>
所在地/石川県金沢市二俣町
交通/JR金沢駅から車で約30分
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