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この人に聞く

この人に聞く

ゲストハウスの醍醐味は「交流」
―金沢初となるゲストハウスをオープンさせた経緯を教えてください。

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私はNPO活動を通じて発展途上国に暮らす人々の支援に取り組んでいたのですが、金沢に来たことをきっかけに、何か新しく自分の力でできることを始めたいと、ゲストハウスをつくろうと決意しました。と同時に考えたのが金沢の町家の活用です。金沢駅と銭湯に近いことを条件に物件を探したところ、明治期に呉服店として建てられたこの建物に出会いました。室内の設備は、ほとんどがもらいものか自作したものなんですよ。 ちなみにポンギーでは、お一人お一人の宿泊料金の中から100円を、アジアの子どもたちに寄付させていただいています。

―「外国人に人気の宿泊施設2013」で12位にランクインしました。

首都圏のハイクラスなホテルと並んで、金沢の小さなゲストハウスが選ばれたことは、私たち自身信じられないほどうれしいことですし、ありがたいことです。ゲストさんをお迎えするにあたって日々大切にしてきた心の部分が「おもてなしの心」として国内外の方に通じたのかなと思います。

―ゲストハウスの魅力とは、どのようなものでしょうか?

低価格だということの他に、ゲストさんが求める大きな魅力は宿泊客同士、あるいはスタッフとの交流が楽しめるということです。ポンギーではトイレ・シャワーは共用で、セルフサービスが基本ですが、スタッフを交えて温泉に行ったり、近江町市場に買い物に行ったり、一緒に鍋を囲んだりと、日常の金沢を体験してもらいつつ、国境や文化を超えた交流を楽しんでいます。 いままでゲストハウスに泊まったことのない方も、ゲストハウスを宿泊のひとつの選択肢に加えることで、旅の世界観や楽しさが広がるのではないでしょうか。ゲストハウスはそれぞれ個性を持っているところが多いので、自分に合った宿を見つけるのも楽しいと思います。

世界が金沢にやってくる
―横川さんが考える金沢の魅力とは、どんなものでしょうか?

日本の伝統文化が暮らしの中にとけこんでいるのが金沢です。けして大きくはありませんが、新旧のさまざまな要素がつまっています。誰かの言葉を借りれば、金沢はバウムクーヘンのようなまちです。年輪を見るように、歴史の層を俯瞰できるんです。また芸術性豊かで、アートのまち、音楽のまちでもあります。これほどもりだくさんの都市は、ほかに類をみないのではないでしょうか。 私のように他県から来た人間にしてみれば、金沢の中にいる人は、金沢のまちの魅力が当たり前になっていて、それに気付いていなかったり、敢えて誇示しなかったり、もったいないと思うことが多々あります。でもそれも、多くの人が訪れる観光地でありながら何かほっとする、金沢の良さのひとつなんだと思います(笑)。

―最近の金沢のゲストハウス事情、また観光事情について教えてください。

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ゲストハウスの軒数は増えています。ひとつには、自分の旅行経験を活かして何かしたいという若者が、ゲストハウスの運営を通して夢をかなえているという背景があります。またニーズの面では外国人観光客の増加が顕著です。 最近は、定番人気の京都と高山のついでではなく、最初から金沢を目当てにやってくる外国人観光客が増えているという実感があります。官民一体となった広報活動の他に、旅人同士の直接の情報交換や、インターネットを使った口コミで、金沢の知名度が世界で高まっているのでしょう。北陸新幹線が開業すれば、この流れはもっと加速すると思います。この仕事をしていると「金沢に世界がやってくる」という感覚があり、毎日がとても楽しいんですよ。

プロフィール

横川雅喜さん 東京都出身。2009年6月に、JR金沢駅からほど近い六枚町にある町家を改装し、金沢初のゲストハウスをオープン。数カ月間ミャンマーで僧侶を務めた体験から、ミャンマー語で「お坊さん」を意味する「Pongyi(ポンギー)」を、宿の名にした。

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